デモの件もすっかり風化し、のんびりとしたものだ。
しかし、結構中国の業者より不買運動等を気にする会社も多いようなので、受注が減っている日系も
多いと思う。わざと交渉のネタにしている業者も多いようだが、少なからずどこも影響は出ているだろう。

休みの間は、北京旅行に終わった。
毎日、大使館前を通っていたし、問題の4日も大使館から300メートル位離れた所で買い物もしたし、
普段と同じ休みを過ごした。
逆に、ホテルの値段が下がっている点良かったと思った。
タクシーに乗っても、日本人かと訪ねられたので、堂々と「そうだ」と答えても変な反応は無かった。
もともと、変なタクシーはどこもいるので、トラブルの時はトラブルになる。
変だと思ったら、早めに感じて反応する事が大切だと思う。その感覚は大切だ。
それよりも面白かったのが、4日までは道端の日本料理屋はどこもガラガラだったのに、5日より
いきなり客が増えていたのが面白かった。
皆、予想以上に過敏に反応していた様だが、それを言うなら終戦記念日など色々な日があるので
ずっと外に出れなくなるのでは？
こういう問題は、しっかり情報を把握して長丁場で対処していく方が良いと思う。
忘れた頃にまた問題になりやすい事項だと思う。必要情報は、毎日確認だけはしておいた方が良い。

これから、中国ブームに乗って気楽に来る人は若干減るだろうなあと思う。
正直、物価が安い・楽に留学できる・女遊びができる、などの理由で半分旅行気分で来る人も多かった
と思うが、やはり先進国と違って色々トラブルは起こるので、少しは刺激になったかもしれない。
なにより、今回は上海がクローズアップされた事が大きいかもしれない。
漫画や雑誌などで上海をプラスに取上げている記事が多かったが、一気に冷めた感じもあるから。
少なくとも、海外に飛び出すなら自身悔いが無いくらいの確信を持って来て欲しいと思う。
理想が高く、想像と違い、悔いを残して帰る人を見る機会がこの数年増えていたから。
率直に思う。