先日、地方政府の忘年会に参加してきた。

年末で忙しい時だったので、出るつもりは無かったのだが知り合いの役人より、
「どうしても」と言われたので仕方なく参加した。
まあ、それでも関係ある部門が出ていたので、出る事にはムダではないかなとは思ったが。

ホテルの前では、わざわざ警官が出て交通整理をしている。
相変わらず役人の車は黒塗りの高級車ぞろいである。凄いなあ～
会場に行くと、知り合いの役人が忙しそうに動き回っている。
入って直ぐに役人とは少し仕事の事を話したが、秘書を連れて行っていたので、そちらに振っていざ会場へ。

円卓が30卓位？並んでおり、壇上には大きく忘年会と書いてあった。
私の円卓とその周りには会社関連の人が座り、皆役人とは知り合いどおしの様で色々話していた。。
外資系は殆どいなかったが、どうも役人とお友達の会社が呼ばれている風だった。
（私も個人的に友人が多いので呼ばれたのだと思う）

そして、忘年会が始まった。参加役人の序列順に挨拶が始まった。
内容は、経済の発展とその施策の勢いを感じる。端的に言えば、公共投資計画の山。一言で言えば凄い。
数人続いて、役人の勢いのある話が終わった後、いきなり変な親父が出てきた。

タキシードにキラキラ光るスパンコール。恥ずかしいなあ～絶対に着たくない。（笑）
ん？と思っていたら、彼の話を聞くとイベント会社の社長らしく、饒舌に話しを始めた。
そして、本当の忘年会のはじまりはじまり～

彼の会社の所属する人たち？
1番　朝鮮族らしい人がハングル語で歌を歌い始めた。そしてオペラ。凄くお上手、びっくりした。
2番 京劇が始まる。役人も飛び入り参加で盛り上がり。久しく見ていなかったので、面白かった。役人もお上手。
3番　チベット族の民族音楽。段々、うるさく感じるようになった。
etc.

それを、本当に楽しそうに見る役人の人たち。
いや～、中国って平和何だな、と思った瞬間。（笑）

貧富の差や色々な問題などいざ知らず、中国って本当に広い。
色々役人のイベントには参加して、簡単な表演は見たことあるが、ここまで凄いのは初めてだった。

早く逃げたかったが、役人が少し消えるまでじっと待ち、タイミングを計って退散。。
良くも悪くも、忘年会を満喫した一日だった。