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テーマ:中華人民共和国(62)
カテゴリ:中国商売全般
長くこの地に滞在していると、経済の発展と共に町並みの発展も実感することができるが、一方で市民の生活も徐々に向上していることがわかる。
そう感じていると、やはり市場における給与水準の相場もどんどんと上っている様に感じることができる。 基本的に、日系における中間管理職水準の人間は、当地も日系進出の加速に伴い、大小関わらず取り合いになっている感は否めないが、 それよりも一般社員やアルバイトと言った職種の給与水準が上っているのには驚いてしまう。 中国人の様に、職安みたいなところに行き、ふらふらと求人表を眺めることもあるが、確かに上っている。 統計数値と実感数字は実際には若干差異があると思うが、ここ3年位で2割程度上っている様な気もする。 実際に、良く行く商店などの入り口脇に張ってある、アルバイト求人表も以前は600元(8,700円)だったのに先日見たら700元(10,100円)になっていた。 天津市最低賃金がいつの間にか、600元近くなっている事を鑑みると、給与水準は確実に急速に上っている様に感じる。 (まあ、それでも中国沿岸大都市の中では低いほうだが) 一部の人間は、倍々ゲームで給与も上るが、特にスキルの無い方でも、相当上っていくと人件費メリットは急速に無くなっていく様な気もする。 主に私営企業初め、会社によっては郊外の村や当地以外の農村の人をかき集め、労務費を下げようとする会社も多いが、外資系企業の場合は 監視が厳しく難しい会社も多いので、おのずと負担は増える。また、それ以上に福利厚生や間接経費が人件費を総体的に底上げさせている感はある。 仕事の手順を100%用意しないと、仕事ができない人も多いので、水準が上り続けると外資の動きはどうなるのだろうか? でも、市民生活水準が上ることは一概に悪いことばかりでもない。相対的に価格が高い日系製の製品なども、徐々に可能購買価格に近づいている と感じるし、実際に増収の会社も多いのではないだろうか?(利益は知らない 笑)しかし、携帯初め地元量販店の店頭より日系製が以前に比べ 減ってきているのは気になるところでもあるが・・ でも、まあ量販の商スタイルで日系が入り込むのは、社内販売体制が現地化していないと難しいかも知れないが。 日系は、無理に地場会社と合わせるよりも、利益を取るルートで攻めるのが一般的だから。 給与水準の向上は、確かに購買力を向上させる。また服装や行動を見る限り、生活水準は上っていることは確かに感じる。 でも、一方で精神的に疲れたり、人間として未成熟であったり、地方の方の流入、腐敗、都市開発への反発など、色々と無理しているなあ~と感じる事も実際に感じる中、このままの発展のままで本当に良いのか?市民の人も、個々人に聞くと、色々考える所があるようだ。 カウンセリング産業や医療系の広告が増えてきているのも、このあたりが影響しているのだろうか?皆からよく聴く言葉が、「疲れている」だから。 経済発展と生活水準が上る一方で、失う物も多いのだな、と感じるこのごろ。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月21日 18時22分38秒
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