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先週の良いお天気の休日、
KIPSYさんの写真展 に行ってきました。 KIPSYさんのスタジオに エレベーターで上がっていくと きっと写真展の帰りなのでしょう、 モデルさんと思われる 長身の素敵な女性と 通路ですれ違いました。 (ドキドキ!) 入り口のドアは大きく開かれて 中から温かい色の光と ザワザワした楽しそうな笑い声が 外まで漏れていました。 (ワクワク!) そっと中に入っていくと 真っ先に目に入ったのは 訪れた方達と 笑顔で語り合っている スラリと背の高い善本さんと きりっと美しいまさこさん・・・ 部屋の左側の壁には 「シベリヤ鉄道の旅」 ⇒マイナス30℃の凍てつく世界! 「異国の街明かり」 ⇒時の止まった白い土壁の家並み・・・ ・・・・ 静かに見入ってしまうような写真の数々。 部屋の右側の壁には 「北島康介選手を水中から(しかも下から!)捉えた一瞬」 ⇒シャチになったスイマー! 「ケイン・コスギ」 ⇒呼吸するギリシア神話の彫刻! ・・・・ ブラボーな写真の数々。 善本さん!天才です! クリエイティブな空気がいっぱいの 心地よい空間の中で 素敵な方々と一緒に、 飲み、笑い、そして語り合った 素敵な写真展でのひとときでした。 私たちの人生の中で 「写真」って、 自分のすごく深いところまでアクセスしてきませんか? 「写真」から受けた衝撃で 自分の人生の舵を切ったことってありませんか? 「写真」からのメッセージで 自分の中に答えが見つかったことってありませんか? 私はかつて 都内のフランス料理店で パティシエールとして働いていた 5年間がありました。 もともとは普通のOLだった私が 自分でもなんでだか分からない、でも 「フランス料理」に惹かれて惹かれてどうしようも無くて、 フランス料理店で働く決心 をするに至ったのは・・・・ たまたま本屋さんの料理の専門書で遭遇した フランスの田舎料理の写真でした。 「ブッフ・ア・ラ・ブルギニョンヌ・アン・ドゥーブ」 (牛肉のブルゴーニュワイン煮込み) 漆黒でツヤツヤした・・・でもよく見ると 深い紫色にも焦げ茶色にも見える 不思議な色の濃厚なソースの中に ゴロンと鎮座する大きな肉の塊。 付け合せは一切何も無し。 ただ、そこには肉とソースがあるのみ! なんて潔い! なんてパワフル! あの「黒光りする肉の塊の料理」の写真に 魂を奪われた一瞬が無ければ その後約5年間の 私の厨房生活は決して無かっただろうなあ、 と思います。 フランス料理の写真を見ると 調理場に響く銅鍋のぶつかる音が聞こえてきます。 子育てに悩んだとき、 生後間もないちっちゃいちびもっちの写真を見て 心が決まったこともあります。 「写真」は私の心の中の、ある一瞬を 時間を越えて取り戻させてくれるもの・・・・ またこれからもずっと、 KIPSYさんの作品を 楽しみにしています!! この次のKPSYさんの写真展 (まだ未定です)は 是非みなさまもご一緒に・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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