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カテゴリ:好き好きクラシック
吹奏楽コンクールというのがあるのをご存知だろうか。
(ふつうやっていなければ知らないだろうなあ) 吹奏楽部に所属している大抵の人は、出場するチャンスに出くわすのではないだろうか。 年少は小学校の部から、大人は一般の部 それから企業の部(だっけ?)など あらゆるランクがあり、 同じランクの中で 金銀銅と、審査員に評価してもらうしくみになっている。 金賞を取った団体の中でも、突出してうまい団体は 県代表となり、全国大会にいくのである。 いわばブラバンの甲子園。 7月から始まって、9月まで続く。 最近、習志野のとあるバンドのお手伝いをしているコシヒカリ エキストラとして加わりコンクールに出場した。 なんとっ 22年ぶり!!!! 数えなければよかった。 学生の頃は、毎年千葉市文化会館だったのだけど 今年から一般の部は君津だって。遠いよう(集合に遅刻してしまった すみません) 会場についてみれば・・・・・。 いいーよねーーこの雰囲気。 日常とは違う緊張感。 賞の数は決まっているので 相対評価な訳で、 順番待ちの隣の団体に「こっちの方が楽器が少し高い」とか意味のない敵対心を燃やしたりして。 クー、たまんないね! という訳であっという間に本番。 この7分のために3時間かけて来たんだぜ!! ・・・・・なんて力みすぎたら、思いっきり目立つHi-F を一拍早まって入ってしまった。 何のために一週間前からイメトレしていたのか(泣) 何のために昨晩の深夜、サイレントブラスを引っ張り出して練習したのか(号泣) と、かなり落ちたダサイコシヒカリであった。 結果は、銅。 (空クジなしであるから、あら~ガックシ といったところでしょうか) 音楽という芸術がすごいところは、 発したそばからすぐ消えてしまうところだと思う。 やり直しは利かない。 同じ音は2度と出ない。 そのカンマうん秒が、どう響いたか。それがすべてである。 うん秒のために、膨大な練習時間を重ね、いろんな楽器が一緒になって たったいっこの音を磨くのである。 そのだんだん音が磨かれていく様と、本番のスリルが、良いのよね。 だから、 Hi-F はずしてもまたやりたくなってしまうのよね~。 そんな訳で、銅だろうがアルミだろうが、総括すればめっちゃ楽しい一日だったのである。 音楽は、音が楽しいのが一番だ。 人がどう思おーが、コシヒカリにゃどーでもよいのであった。 自分だけならという条件付ですけど。 (習志野WINDSの皆様にはざんげモノでした・・・ほんとにスミマセン) 最近 母が 「ピアノ、長くやってた割りに歌謡曲ひとつ弾けやしないし、ああもったいなかったわぁ」 などと、莫大に投資された月謝代を盾に 恨みつらみを並べたりしているのだが 音楽に触れられる環境を与えてくれたことは ちゃんと私の人生の役にたっている 貴女の投資は無駄にはなっていないよ 安心して月謝のことは忘れなさい という慈愛の気持ちで一杯のコシヒカリなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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