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コチャバンビーナ

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2011年03月14日
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テーマ:たわごと(26892)
今を受け止め、前を見ていくしかないのだと思います。

友人のご両親がいわき市在住。ご自宅は浸水。
お年を召していて足も悪く、給水されたとてそれをいただけに行けないと言う。
東京に連れて来たくても、交通網も悪く、どうすることもできない。
「次の津波が来たら、家もろともいなくなる」

目の前に燃え上がるろうそくの炎が今、まさに吹き消されようとしているのに、
自分はガラス窓越しにそれを見ているしかない。
しかも、それが自分の肉親である。

そんな辛い状況があるだろうか…。

頑張るとかそういうものではないのです。

私にできることは1時間早起きして情報を集めることくらいです。

今回の震災後自分自身が鬱々していて、全く何にも意欲がわかなかったが、
前を見ることにした。

東京ではスーパーが一時休業し、電車の本数が減り、ペットボトルの水をかかえて
歩いている。

でも、こんなのは震災の被害ではない。

私が住んでいた南米の地域では給水は1日2時間程度だったし、
旅行に行った地域では夜間は計画停電だ。
(ま、これがシステムだから、それに対応するシステムがあるのだが)

義母がスーパーが閉まっている!とパニックになっていたが、
米があれば良いのだ。
こんな緊急時にはとにかく、米があれば良いのだ。
栄養云々よりも、腹をいかに満たすかということに視点をシフトすれば済むこと。

ものがあるだけありがたい。
家があるだけありがたい。

自分たちが今まで享受していたものがどれだけ失われたかを見るのではなく、
自分たちが今享受できることを受け止め、
自分たちができることを、粛々とやれば良いのだ



と、思う。





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最終更新日  2011年03月15日 08時58分21秒
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