[本]の記事一覧 | 王女様のはーとはラビットハート

「御子柴くんの甘味と捜査」

御子柴くんの甘味と捜査（中公文庫） [ 若竹七海 ]長野の銘菓がたくさん登場する短編集内容はほぼ題名通りで御子柴君は捜査と上司に頼まれた甘味捜査内容から推理するのは小林警部補です御子柴君ＧＥＴの長野銘菓では雷電のくるみ餅がおいしそうでした都内　小川軒のレイズンウイッチを食べてみたいです

Jun 16, 2017

「私という名の変奏曲」

私という名の変奏曲（文春文庫） [ 連城三紀彦 ]世界的ファッションモデルのレイ子が死に7人が「自分が犯人だ」と信じていたこれはスゴイミステリーでした「レイ子を殺した真犯人が誰なのか」よりも「7人がそれぞれ自分が殺害したと思っているのはなぜか」が気になって気になって最後までパンチのあるすごいお話です33年前に単行本が出ているんですねどうりで携帯電話も出てこないはずです

Jun 15, 2017

「花葬」

花葬 [ 悠木シュン ]五人の男女の恋愛と精神の均衡崩壊？の連作短編集　全5章最終章の後半まで「何かが足りない」人「何かが壊れている」人の周囲にいる人達も少しずつ壊れてゆくというお話なんだなと陰鬱で重苦しい気分読んでいましたが・・・最終章の後半で「精神的な脆さ」をコントロールできない人に対する自分の偏見に気付かされ愕然としました恋のアンコントロールを「恋に落ちる」というのですかねスカリフィケーション（皮膚に深い傷をつけそのケロイドで絵を描く）は、理解したくありませんが忘れたくない事を痛みなどの感覚で手放さないようにしたいという気持ちは理解できます自分は痛み以外の方法を模索したいですね他人からよく見える場所に痛々しく自傷をくりかえす友人がいますかまってちゃんでこまったちゃんです

Jun 13, 2017

「コクーン」

コクーン [ 葉真中顕 ]カルト教団『シンラ智慧の会』に関わる人々を描いた連作短編集苦手な宗教だけではなく震災・津波なども絡みとにかく暗く陰鬱です蝶をモチーフに一人の女性の一生を回想を交えながらお話は進みます社会問題が山盛り過ぎて脳内ゴチャゴチャです

Jun 1, 2017

「亀と観覧車」

亀と観覧車 [ 樋口有介 ]夜間高校に通う涼子が小説家の南馬と出会い自分の人生を変えてゆくお話両親は生活保護と娘に甘えてグダグダ娘の涼子はバイトと家事をしつつ現状にも将来にも明るい夢を見ていない生きている自分だけのペットの亀生きていない自分だけの自転車それは自分の事より愛おしんでいる両親に対する関心が薄いですね麻痺的64歳の南馬先生と16歳の涼子はマゾヒズム＆フェミニズムで有名な某近代文学作品っぽい設定ですねラストへの流れが不自然で都合良すぎでちょっとがっかり「窓の外は向日葵の畑」のようなテイストのほうが好きです

May 30, 2017

「小さいおじさん」

小さいおじさん（新潮文庫） [ 堀川アサコ ]市役所建設課の新米女子職員　千秋１９歳が歌を歌い踊る着物姿の15ｃｍのおじさんと５年前の殺人事件を解きますキジトラ「レオナルド」に乗るおじさんかわいい頑固でへそ曲がりな槇原伝之丞さん孤独な人にしか見えないおじさん・・・ちょっと切ないねおじさん曰く「幸せを求めようとしない人間は決して幸せになれない」そうかもしれませんしそうではないかもしれませんおじさんは幸せかな

May 19, 2017

「ダブル・プロット」

９編の連作短編集ちょっと昔のトリックとかもありつついつもは苦手なレトロ感もなぜか快適でした好きなテイストで１篇が短いのでサラっと読めますお二人の作家さんの共作名なんですね

May 18, 2017

「クラーク巴里探偵録」

クラーク巴里探偵録 [ 三木笙子 ]ヨーロッパ巡業中の曲芸一座番頭の孝介と新入りの晴彦が厄介事のなぞ解きをするお話連作短編集1905年のフランスが舞台大掛かりではなく日常に沿って起きる謎解きはほのぼの系ですただ私は現代日本が舞台じゃないものが苦手なのでなかなか気持ちが入って行かなかったですね

May 17, 2017

「テンペスタ」

テンペスタ [ 深水黎一郎 ]９歳の姪を１週間預かる伯父の話推理小説だと思って読み進めましたが最後にちょっぴりミステリー風味ほぼハートウォーミング系でしたとにかく姪様の芝居掛かったおふざけ口調が多すぎてしつこいストレス溜まりました残り５０ページから突然センセーショナルな展開に・・・正直疲れましたねぇ

May 16, 2017

「サナキの森」

サナキの森 [ 彩藤アザミ ]小説家の祖父の死後に見つけた手紙に従って２７歳の孫娘がある村へ行くお話冥婚という死者と結婚する風習って心情的にはわかるけれど家から出られないのは大変そうですね「祖父の本」を丸ごと挿入されていますが旧字体でとても読み辛かったです味はありましたけど主人公よりも女子高生の泪子さんの賢く潔く瑞々しいところに惹かれましたちょっぴりホラー＆ミステリー面白かったです

May 12, 2017

「鴇色の仮面」

新宿少年探偵団シリーズ5作目以前　6作目の「まぼろし曲馬団」を読みましたのでそれのちょっと前のお話ですね霧と戦うお話と仮面の蚊夫人と戦うお話の2編ですちょっと物足りなかったです

May 10, 2017

「失踪トロピカル」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】失踪トロピカル [ 七尾与史 ]タイ旅行中にで彼女の行方がわからなくなり探しまくるお話題名と違ってトロピカルな気分は皆無残虐なシーン満載ですスナッフ山盛りは苦手題名に騙された気分

May 9, 2017

「デッドウォーター」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】デッドウォーター [ 永瀬隼介 ]フリーライターの主人公が連続殺人犯と接触して影響されるお話死刑制度を考えさせられますラストは意外な黒幕でしたねぇ死刑囚がそんなに簡単にマインドコントロールをしたりされたりできるものかな都合良く心をコントロールされたら楽に生きられそうだなぁ　催眠術にはかからなかった経験しかない・・・

Apr 27, 2017

「季節はうつる、メリーゴーランドのように」

季節はうつる、メリーゴーランドのように [ 岡崎琢磨 ]夏樹と冬子のちょっとした謎解きと恋心のお話「奇妙な出来事に説明をつける」略してキセツ高校１年生の出会いから８年間GAMEのように何度もキセツを繰り広げてきた二人殺人事件とかではなく日常生活での謎解きです８年間は長いですね夏樹は感情を伝えるのが下手すぎで冬子は断り下手すぎですねお互い空気を読みすぎて遠まわしで空回りでクドイ・・・って二階建ての屋内メリーゴーランドって見てみたいかも早く夏にうつってほしい月が綺麗な春のあけぼの寂寞

Apr 21, 2017

「届け物はまだ手の中に」

届け物はまだ手の中に [ 石持浅海 ]恩師を殺され復讐殺人を遂げた主人公が裏切った親友に事実をつきつけるお話復讐を投げ出した親友の4歳の子供の誕生パーティー中庭でのやり取りがずっと続きます3人の女性の言動を細かく観察して計算してアドリブで返すという緻密な思考がとても面白いです殺人犯の話なのに読後感が爽快な作品です不思議ですけどすっきりします

Apr 14, 2017

「渾沌王」

【新品】【本】渾沌王　化野燐/著妖怪と学生の戦いのお話めちゃめちゃ苦手系でした妖怪伝奇物は好みに合わないなぁ疲れた

Apr 13, 2017

「ＱＥＤ諏訪の神霊」

QED諏訪の神霊 [ 高田崇史 ]諏訪大社の「御柱祭」を調べていくうちに連続殺人事件に遭遇するお話住宅地で起きた連続殺人事件は理解が追いつくとして諏訪大社の起源を探るお話は私の知識が無さ過ぎて全くついて行けませんでした大国主命などの日本の神話がお好きな方や諏訪の奇祭に興味がある方はとても楽しめると思います

Apr 12, 2017

「ことば汁」

ことば汁６つの短編集アラフィフの女性が幻想的な世界へ後からジワっと怖くなるエンディングがちょっと嫌な気持ちにさせますね

Apr 11, 2017

「あの日の桜吹雪よりも」

ファッション誌の編集者の女性と高校時代のクラスメイトとの確執と復讐劇おばあちゃんのお話しはオマケっぽい元カレが主人公と別れた理由が納得できない全体的に中途半端感が半端ない・・・不思議な呪文みたいですがとりあえず利己的な女性の嫉妬深さと強欲さはよく伝わりました表紙の桜と青い空に騙されてしまったな桜は悲しい出来事や辛い思い出が必ずセットで胸に去来してしまいますが花を嫌いにはなりたくはないなぁと桜吹雪は好い

Apr 7, 2017

「BLOOD ARM」

BLOOD　ARM [ 大倉崇裕 ]怪獣小説怪獣をやっつけるアクションまったく好みではありませんでした近所の覗き怪獣はやっつけられなそう揉め事は嫌だなぁ覗いた不正確な情報を漏えいされていると判って気持ち悪い・・・怖い・・・憂鬱

Apr 6, 2017

「悪魔が囁く教会」

悪魔が囁く教会 [ 吉村達也 ]弁護士向井明と長谷川美枝子が結婚詐欺の疑いのある女性の人物鑑定に乗り出した時意外な殺人事件が起こる2度結婚に失敗して多額の慰謝料を得た女性がすぐに二人の男性に求婚され迷う・・・モテるコツがわかってる女性ってことですねすごいですねぇラストはちょっとすっきりが足りなかったかな*misuzu*コサージュ219　ほっこりサクラ桜のコサージュ　卒業式・入学式・式典・結婚式・謝恩会などに♪髪飾り・袴・帯飾りにも今日はモテる友人の卒業の日ですおめでとう

Apr 5, 2017

「もしもし、還る」

もしもし、還る。 [ 白河三兎 ]過去と現在が交錯する世界から主人公は生還できるのかミステリアスなファンタジー主人公が常に冷静過ぎますスッキリしない違和感を抱いたままいろいろな謎も残したまま終わってしまった・・・

Apr 4, 2017

「残照　アリスの国の墓誌」

【新品】【本】残照　アリスの国の墓誌　辻真先/著バー「蟻巣」閉店の日に今は亡き漫画家の昔の事件を常連客が解くお話マンガやアニメの話がたくさん出てきます知らない作品や作者や声優さんばかりですが詳しい方はとても面白いでしょうね巨匠漫画家である兄とその姉それぞれの心理描写が切なかったですね作者の辻さんはアニメ「名探偵コナン」の脚本も手掛けていらっしゃるんですねそれでマンガやアニメの世界にお詳しいのですね８5歳のお誕生日なんですねおめでとうございます

Mar 23, 2017

「キッズタクシー」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】キッズタクシー [ 吉永南央 ]タクシードライバー千春が客の小学生失踪事件に巻き込まれる主人公千春の過去と現在の仕事母の恋愛と息子の恋愛千春や客の親子関係と、話の軸が盛りだくさんおなかいっぱいそれにしても子供も大人もみんな良い人ばかりです

Mar 16, 2017

「奇談蒐集家」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】奇談蒐集家 [ 太田忠司 ]短編６編+全てを繋ぐ１編ファンタジックな奇談が多いですちょっとありがちなラストですね

Mar 15, 2017

「紳士ならざる者の心理学」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】紳士ならざる者の心理学 [ 柄刀一 ]IQ190の天才天地龍之介が従弟の光章と共に事件を解決します連作短編５編です最初の１篇は電話で解決する安楽椅子探偵ですラストは龍之介の夢の体験型学習プレイランド完成、竣工式ですよかったですね

Mar 14, 2017

「樹液少女」

樹液少女 [ 彩藤アザミ ]ビスクドール作家の山荘で連続殺人事件が起こりますトランプコードの暗号密室トリック読み応えがあります主人公が朴訥でいい人だなぁと思っていたら終盤、主役が探偵的な人にすり変わった自力で暗号が解けると嬉しいですねぇでも暗号に気を取られすぎて密室トリックを楽しむ余裕が足りなくなりましたあーマルチタスクな人になりたいなぁ

Mar 10, 2017

「幸せスイッチ」

幸せスイッチ [ 小林泰三 ]邪悪で奇妙な６つの物語超限探偵Σは超不可能犯罪のみを手がけます預金額だけでしか幸福を量れなくなる女性のお話など・・・最後の６つめのお話でそれまでの登場人物が背景のようにさらりと通り過ぎてゆきます幸せについて全く考えられないさらっとしたお話ばかりでしたちょっと期待が大きすぎたかも・・・

Mar 8, 2017

「鏡の城の美女」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】鏡の城の美女 [ 石崎幸二 ]女子高生3人組と顧問の石崎が今回も事件に巻き込まれますおきまりの「島」でに事件ですが・・・今回は塔があれば島じゃなくても良かったんじゃ・・・３Ｄプリンターが出てくる時代なんですねぇ

Mar 7, 2017

「毒殺者」

毒殺者 [ 折原一 ]5千万円の保険を掛け合った夫婦の殺人事件から始まるどんでんがえしの連続第１幕　保険金殺人第2幕　脅迫者現る第3幕　結局みんな悪人ライター以外は真っ黒というなんとも嫌～な終わり方そこが面白みでもありますが

Mar 3, 2017

「天使の屍」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】天使の屍 [ 貫井徳郎 ]中２の息子の自殺の真相を探る父親のお話父親の視点で話が進行するので最初から最後まで感情移入して読み進められましたこの父親がかなり能動的な人なのでスピーディーにお話が展開されます学校という閉鎖的な環境に存在する「子供の論理」を受け止める事が出来る親はそう多くはいないだろうなと思います

Mar 2, 2017

「聖なる血」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】聖なる血 [ 篠田真由美 ]ヴァティカンの謎と吸血鬼のバトルのお話キリスト教、ローマ・カトリック教・・・苦手な宗教のお話です現実の厄介事が日々増えて行き現実逃避の読書に頼りたい過ぎかな人生の中で厄介事は誰にでも多少は起こる事だと思いますが私はその対処が本当に上手くできなくて今日も自己嫌悪自罰のエスプレッソを飲みましたセガフレード・ザネッティインスタント　エスプレッソ 1.6g×10袋苦っ気持ちを切り替えよう

Mar 1, 2017

「わすれて、わすれて」

わすれて、わすれて [ 清水　杜氏彦 ]強盗に家族を殺された美少女カレンと似たような境遇の美少女リリィの復讐の旅カレンの持つ書いた事の記憶が消せる魔法の本ファンタジックなお話と復讐の連鎖という2つのお話がなんだかしっくりこないまま・・・16歳の美少女2人とハードボイルドとファンタジーがちぐはぐでどこか気持ちが悪い感じです記憶が自由に消せる本は便利ですねどちらかというと忘れたくない事を忘れない方が困難です忘れたい事って意識的か無意識的かはわかりませんが何度も思い出し反芻してその度に上書き保存するから忘れられないんじゃ・・・そうだとしたら自分の所為っていう感じが無きにしも非ずなアガサクリスティー賞と小説推理新人賞を受賞した作品を読んでみたいですね

Feb 24, 2017

「向こう側の遊園」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】向こう側の遊園 [ 初野晴 ]動物を弔う事を通して命の重さを考えさせられるお話やけに思想がキッパリしている人ばかり登場します徐々に「動物を弔ってくれる謎の青年」に綻びが・・・人間のエゴと倫理観を動物を通して問う形ですファンタジーなのかな

Feb 23, 2017

「ひりつく夜の音」

ひりつく夜の音 [ 小野寺史宜 ]クラリネット奏者の中年男性が音楽に再び向き合うお話ディキシージャズというジャンルは初めて知りました音楽で生計を立てられる人は少ないでしょうね好きなことが一生の仕事になるのは素敵なことでしょうね楽器ができる方におすすめですそういえば最近音楽をあまり聴いていませんでした今夜は何か聴こうかな

Feb 22, 2017

「少年聖女」

少年聖女 [ 鹿島田真希 ]青年「優利」の語る「武史」と「タマ」のお話純愛のような性愛のような叡智があるような無知のような登場人物がみんな自分だけにしかわからないポリシーを持っていたり自分の神を信じていたり天啓を得たような閃きに陶酔したり全員の言動の変化が唐突すぎてついてゆけません自分にしかわからない論理を表明して受け入れられる社会はあまりない事でしょうねしかもその論理は婉曲的で神がかっている・・・読んでいる間はまるで淀んだ水槽の中をゆらりと揺れる魚の気分で生臭く息苦しくなりました淀んだ水の中のように息苦しい時はあるよね心も身体も軋んでいる自覚はあるけれど逃げる事ができない以上苦しみながらも今は泳ごうと足掻いてみます

Feb 21, 2017

「探偵の殺される夜」

探偵の殺される夜 [ 本格ミステリ作家クラブ ]アンソロジー　１０編麻耶雄嵩さんの「白きを見れば」は「貴族探偵」のお話ですそういえば相葉雅紀さん主役で「貴族探偵」がドラマ化されるようですね滝田務雄さんの「不良品探偵」は天才的馬鹿な高校生が殺人事件を解決します主人公の設定が愉快辻真先さんの「轢かれる」は母が左手首を失った本当の理由を解明するお話ラストはハートウォーミングでほっとします

Feb 17, 2017

「死神もたまには間違えるものです。」

死神もたまには間違えるものです。 [ 榎田ユウリ ]バス事故の車中で死亡した4人のお話すでに死んでいるが自覚できない人たちそれぞれのお話ですが消えるきっかけや時間に規則性はないって事かな女子高生くるみちゃんのクラスカーストのランク付けが興味深かったし「いじめはしないが見下しはする」うんうんそーゆー人多いよねぇサラリーマン家庭の父親ってこんなに家事できないのか・・・最近の便利家電は使う人間より賢いと思うよ印象が薄い高梨君将棋という楽しみを見つけられてよかったね読書は「現実逃避」ですので好んで行う道楽＝「趣味」とは違うようなちょっと合ってるような他に私に可能な逃避手段があるならやってみたいですね

Feb 16, 2017

「彼女が灰になる日まで」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】彼女が灰になる日まで [ 浦賀和宏 ]半年間の昏睡状態から目覚めたライター「銀次郎さん」シリーズ「この病院で目覚めた患者は自殺する」と予告する老人。暗示連鎖幽体離脱中盤から黒幕の予想がついてしまったので・・・オカルトを引っ張りすぎないほうが好みでしたね

Feb 14, 2017

「ここで死神から残念なお知らせです。」

【楽天ブックスならいつでも送料無料】ここで死神から残念なお知らせです。 [ 榎田ユウリ ]ヘタレでオタでニートでスネップでひきこもりな３０男が死神のお仕事を手伝うお話孤独死を考えるお話がメインですエピローグはなくてもよかったかも読み進めるうちに面白くなっていきました人間は誰でもいつか死にますけどね・・・っていうお話です

Feb 9, 2017

「菜の花食堂のささやかな事件簿」

菜の花食堂のささやかな事件簿 [ 碧野圭 ]お料理教室もする靖子先生の安楽椅子探偵的ふんわり推理靖子先生の指は「白くふっくら」している大好きな手です「食べたものであなたの身体はできているのよ。ちゃんと食べないというのは、自分を大事にしないということよ」おっしゃるとおりです大事にできていません耳が痛とうございます「ちゃんと」はかなり難しいですが「なるべく」努力をします

Feb 7, 2017

「花咲家の怪」

花咲家の怪 [ 村山早紀 ]草花と語る能力を持つ花咲家の人々のほのかに怖い短編集怖いというよりほのぼの

Feb 3, 2017

「太郎が恋をする頃までには」

太郎が恋をする頃までには… [ 栗原美和子 ]被差別部落のお話猿回しの村崎太郎さんの奥様の作品だったんですね私小説とフィクションがMIXされたような小説です現代にこういう問題が残っている事が不思議で実感もありませんでした村崎さんが公表した事も知りませんでしたこれを読んだ今、私の中で村崎太郎さんの印象や好感度は何の変化もありません太郎さんの巧みな話術とタイミングの合った猿の芸でお客さんを楽しい気持ちにさせてくれるお仕事ですよねご本人の理不尽な被差別は悲しい記憶だとは思いますが芸を観ている私的には昔の不思議なカーストは全く影響ないですこれを書いていて思い出しましたが幼い頃に親族が被差別部落の方と結婚しましたが誰の反対もなく夫婦仲良く子供達もすくすく育ち平和にみんな仲良く暮らしていますすっかり忘れていましたでも今でも苦しんでいる人がいるのが現実なんでしょうね

Feb 2, 2017

「χの悲劇」

χの悲劇 [ 森博嗣 ]元真賀田研究所所員の女性が香港で殺人事件に遭遇するＧシリーズ後期三部作開幕ということはあと2作ですね冷静で有能なプログラマーエンジニアカッコイイ事件に巻き込まれるうちに少しずつ主人公の頑なさが壊れてゆきます物や人に縛られない天才のまま進んでほしい気持ちが強かったので残念かもリアルで生きている自分の身体や物質が煩わしくてバーチャルの中の自分のほうが楽って・・・まぁそりゃそうですよねリアルは重いリアルはツライリアルは寂しいでもリアルから逃げられない凛として「逃げない」と言い切れる人に憧れますが・・・自分に甘いし他人にも甘えたくなっちゃいますねぇまだまだです

Feb 1, 2017

「彼女の倖せを祈れない」

彼女の倖せを祈れない [ 浦賀和宏 ]フリーライター殺人の真相を辿るお話エンタミステリーらしいです題名の意味が最後まで読んでもわかりませんでした・・・主人公が誰なのかはっきりしないまま話が流れてしまいます前半はフリーライター銀次郎かな後半は短大生の薫かなう～ん・・・結局政治家の世襲はエンドレスってことか

Jan 31, 2017

「アンハッピードッグズ」

アンハッピードッグズ [ 近藤史恵 ]パリで同棲中の二人の家に不運な日本人の新婚夫婦が同居する事に主人公の真緒さんはザックリしていてかなりクールな人です馴れ合いってちょっと寂しい言葉ですね人生のターニングポイントで選択を他人任せにするのは勇気が要るというより「未来の言い訳」のための保険でもあると思いますズルいけどできるものなら楽なんだろうなぁ私には難しそうですミステリー作家さんの描く恋愛小説ってやっぱりちょっとミステリアスな気がしましたなんだかとても寂しい

Jan 30, 2017

「湯布院・産土神の殺人」

湯布院・産土神の殺人 [ 鯨統一郎 ]価格：740円（税込、送料無料)作家六波羅一輝が事件を解決します歴史は苦手ですがこの作品は面白い解釈でミステリーとの織り込みがいい感じでするっと読めます山岳信仰とか神仏とかは全く信じていませんが民俗学以上にミステリーの流れが濃いので楽しめました

Jan 27, 2017

「暗殺者ソラ大神兄弟探偵社」

暗殺者ソラ大神兄弟探偵社特異能力を持つ４人の探偵国家を巻き込む事件に乗り出す２作目なんですね１作目・・・読んでませんちょっとスケール大きすぎかなぁアクションシーンが凝ってますのでお好きな方にはおもしろいかもスピード感のある展開と意外などんでん返しでミステリー好きも退屈しません

Jan 26, 2017

「スキュラ＆カリュブディス　死の口吻」

スキュラ＆カリュブディスー死の口吻ー（新潮文庫）【電子書籍】[ 相沢沙呼 ]「人狼」の都市伝説と新伝奇ミステリー少女連続変死事件の謎少女だけに流通する麻薬の噂心の隙間を持っている少女達が頼るものは薬だけっていうことなのね主人公が繰り返す感覚「おいしい匂い」とは違うかもしれませんが好きな子はいい匂いがするような気がします気のせいかも「超える者」（オーヴィッド）という人達が数人登場しますが新しい「超えるもの」が登場する続編ができそうですねぇ

Jan 25, 2017

「廃墟のとき」

廃墟のとき【電子書籍】[ 明野照葉 ]主人公　美砂が10か月の「自滅ショー」を始めるお話人生にうんざり飽いた38歳の主人公は10年間の結婚生活も仕事も捨て10か月後の自殺を決意するすべてが空しく感じたり死んだように生きてるような気分は鬱病によくある症状ですよねそれにしても「自滅ショー」っていうのはどうかな憂鬱感０ですね、そこは自分をイイ女だと周囲に知らしめてから死にたいって・・・カナリ引いた

Jan 24, 2017