おみやげは請求書とともに・・・
先日、夫が中国に出張にいったときのことである。行く前に「おみやげにマスカラお願い、ランコムの」とお願いをしておいた。帰ってきて渡されたのはなんと3本セットだった。USドルで65ドル。まあ、おみやげになんと気前のいい人だ。さすがわが夫。「わー3本セットだ、ありがとー」と喜んだのもつかのま。夫「え?それおみやげなの?」妻「そりゃそうでしょ?」夫「えー。じゃあ半分おみやげにするから、半分払ってよ」とこうきたのである。妻「なによそれ、私は3本も買ってきてなんてたのんでないじゃない。請求書つきのおみやげなんて聞いたことないわよ。こんなセコイ夫見たことない」夫「セコイとはなんやねん。1本入りのは、店員があまりにも出し入れしてるから、箱がつぶれててボロボロだったからわざわざ3本入りのきれいなのかってきたんだ。それでもよかったっていうんか?」妻「いいわよ、箱なのてつぶれてようが、ボロボロだろうが。頼んでないもの勝手に買ってこられて、請求されてもこまるわよ、だったらいらないわ。」夫(絶句、さらにつづく)「じゃあオレが使うよ」妻「そうしてよ、ハイ」夫「朝早くわざわざ買ってきたのに、なんでそんなにセコイねん。」妻「どっちがセコイのよ。請求書つきのおみやげの方がよっぽどセコイでしょ!」夫よ、日本で留守番している妻に、承諾もなく請求書つきのおみやげをおしつけるのはやめてくれ。ちなみに、夫は昨晩のメールで「ねー。早くマスカラ2本分の代金ちょうだい」とこりずにまだ催促を続けている。むろん、私に払う意思はない。わが夫は「気前のいい夫」から「みたこともないセコイ夫」に変身した。※注 夫は関西人である