カテゴリ:産業カウンセリング
ある方からの相談から。。。
彼女(Aさん)のところに有名国立大学を優秀な成績で卒業し、 性格も真面目でガンバリ屋さんの新人さんが来たんだそう。 Aさんの先輩がどうもその新人さんがお気に召さないらしい。 彼女自身はその先輩に、何故か(?)気に入られていて 可愛がってもらっているんだけど、 その新人さんへはどうも風当たりが強いなぁと感じていたそうです。 あからさまな態度ではなく、些細なことでチクチクとやるらしいんですよ。 その新人さんは真面目で一生懸命なタイプで、うまく立ち回るとか、 かわすとかできそうもない方なんです。 そして、少しづつ、少しづつ元気がなくなってきてて、 ため息も増えはじめた頃、Aさんががそれとなく声をかけたんだそう。 そしたら、「私・・・あの先輩に嫌われいるんでしょうかね・・・ 要領ワルイのかな?」と 哀しげな顔でうつむいてしまったんです。 Aさんは、先輩Bさんにとても可愛がられているので、何とか先輩Bさんと新人さんもうまく行ったほうが仕事もやりやすくなると考えてます。 それにAさんから見た先輩Bさんはご機嫌だと面倒見の良い有難い先輩なんです。 不機嫌だとおせっかいな愚痴の多い先輩となってしまいがちなんですが・・・。 (おだいてに乗りやすい面もアリ) Aさんからの相談なので、その新人さんがどうこうすることはアドバイスはなりません。 クライアントはあくまでも目の前にいる人だから。 そこでAさんの不満などを聴いた後に耳打ち。 その先輩も新人さんも同席の中で、 新人さんに○○さん「仕事慣れました? ここの仕事は先輩のBさんに教えていただくといいですよ。Bさんの教え方は本当にわかりやすくて有難いんです。みんなそう言ってますからねぇ。私もいつも助けていただいてるんです。ねぇBさん!」みたいなことを先輩Bさんに言ってみること。 可愛がっているAさんからそう言われた先輩Bさんは その後、ご新人さんの面倒をかいがいしく見るようになったそうです。 ポイントは 1.可愛がっている後輩Aさんに対してイイところを見せたいと思う先輩Bさんの心理を活用。 2.「みんなそう言ってますから・・・」の間接的な強化がダメ押し。 3.新人さんのBさんへの印象が、おせっかいの愚痴の多い嫌な先輩という印象から、 実は面倒見のいい先輩なのかも?へとイメージを変えたこと。 などなど、作用してうまく行き始めたようです。 3方丸く治まり、みんな気分よくお仕事できるようになって、ヨカッタ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2005 04:11:25 PM
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