カテゴリ:今日の想い
この春から教育改革懇話会のメンバーとして、地元の教育改革に携わっている。
子どもたちを取り巻く現状は、私の育ってきた環境とは大きく様変わりしてきているのに驚く。 確かに、私の子ども時代には、テレビゲームやインターネットや携帯電話などもなく、世界情報どころか、日本のことですら新聞かニュースの報道以外に知るすべもなく、のんびりと暮らしていた。 夜が明けたら起きて、日が暮れたら家に帰り、家族揃って晩御飯。 テレビを見て、お風呂に入って、夜の10時までには布団に入る毎日。 (夜9時を過ぎたら、子どもは寝なさい!とヤイヤイ言われてた…笑) 学校から帰ってくると、近所のおばさんが「おかえり~」と声をかけてくれる。 家に帰るとお婆ちゃんがお芋をふかしたり、小麦粉をこねて蒸したようなおやつを作っていてくれた。 そんな中で、ひとつひとつ体験していくことから、いろんなことを知り、学んで育ったように思う。 時代は移り、今は情報&スピード社会であり、それも猛烈なスピードであふれる情報が押し寄せてくる。 それが、正しいか・正しくないか、損か・得かなんて、背景や立場などによって違いも起こる。 個性の時代という名のもとに、何でもOKかのような風潮もあり、 何を基準に、何を選択するか?これからの子ども達に伝えるのが難しくなってきている。 私は、自分の子達にはこういい続けている。 「誰の人生でもない、あなたの人生を生きて欲しい。私は、あなたが死ぬときまでの面倒を見てあげることはできないから」と。 一人で立てる子になって欲しい。 自分の生きる道を自分の力で歩ける子になって欲しい。 自分を大切にする子になって欲しい。 その上で、自由であって欲しいと願う。 少子化が問題になり、各学校の生徒数も減り、核家族化が進み、多様化する個性に対応するのは簡単なことではない。 人は人の中で成長し、育まれていくと思う。 政治が悪い、社会が悪いと言ってみても何かがスグに変わるわけではない。 けど、ただ手をこまねいてみているだけじゃ、ナニも変わらない。 これからを生き抜く子達に、イキイキとした笑顔で迎える明日をどうサポートしていくのか… 先に生まれた者として、今の時代を形成した大人の一人として、どう関わっていくのか… 改めて、自分の姿勢が問われている気がしてマス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2005 01:25:57 PM
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