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noririn☆

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July 24, 2005
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カテゴリ:今日の想い
今日は父の命日でした。
自他共に認める超ファザコン娘の私。
父の温もりも、笑い声も十年以上遠ざかっている気がしないのです。
今も父が教えてくれたこと日々思い出してます。

あるとき、
私が父に「○○なんだって」と人から聞いたことをそのままに話したとき
父は「へぇ・・・そうか・・・それはいつ見たんや」
私が人から聞いた話だというと、
「人から人へと話が伝わるに連れ、尾ひれがつくもんや。自分の目で見たもの、自分の耳で聞いたもの、それをどう感じたかが自分の真実や」と言った。


また別の機会では
「始まるときは誰でも一生懸命や。けど終わるときこそ大事にせなあかん。
人の関係は特にそうや。もう終わりと思ってから、もう一度誠意を尽くせ」


挙げたらキリがないほどの言葉を残してくれた父。
心の中に今も生き続けている気がしてます。


私が高校時代のこと。
反抗期の私は母とぶつかって、学校に行く気にもなれず
さりとて家にいるのもむしゃくしゃしてて・・・とやりきれない気持ちで
家を出ようとした日がありました。
母は「どこ行くつもり!ちゃんと学校に行くねんやろなッ」と
私にキツく言った。
その言葉に余計反応して、もう家出してやるッ!と思った矢先に
父の声がした。「自分の娘を親が信じんでどうする!
本人が制服着て出るってことは学校に行くに決まってるやろッ」と
それを背中越しに聞いて、私は学校に行く気になった。
その日から、父は私の味方・・・と思った。


結婚のときもまったく反対せず、お前が選んだ人なら・・・とだけ言った。
高校時代に宿題のプリントを持ってきてくれただけの男友達を
玄関先で追い返した父だったのに。
短大時代のバイト先の上司からの電話連絡に対し、
何時だと思ってると怒鳴りつけた父だったのに。(まだ9時半の電話)


そして、厳しいだけの父ではなくとてもお茶目な父でもあった。
ある時は風邪引いた私に自分の風邪薬をくれると言い、
粉薬だったので、オブラートに包んでくれたまではヨカッタが・・・
それをうっかりと自分が口の中に入れてしまい、すぐ気づいて
慌ててベトベトになったソレを私に早く飲め溶ける・・と言った。
汚くて飲めなかったけど・・(笑)


父親としてと言うよりも、一人の人として魅力的だった。


今、私は三人の子の母親になってはいるが、
娘や息子たちに一人の人として、接したいと思う。
そして、少し先に色々なことを経験した者として、
彼らに自分の解ることを、ただそのままに伝えて行きたいと思う。
そこから自分で選択して欲しいと思っている。
父が教えてくれた「自分の子を親が信じないでどうする」の言葉を胸に。。


とても個人的な想いを綴ってしまいました。
最後までお付き合いいただき感謝いたします。
ありがとうございます。






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Last updated  July 25, 2005 02:24:14 AM
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