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noririn☆

noririn☆

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September 13, 2005
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彼は、自転車で、色々なところへ出かけたり歩くこと大好き!
5.6.7.8月はあらゆるところへ自転車で行くそう。

あるとき、東京の方と能のある物語の話をしているときに、
その物語に出てくる通りの道筋が今も存在していることに随分と驚かれた。
糺の森をとおり、深泥が池を通り、鞍馬川を上り、
静原、市原を通り、貴船に行く・・物語の通りに続く道が今もある、
そうか・・・そんなに価値のあるもの、それはすごいことなんだ・・と
それをきっかけに歩き始めた。


kitayama

自宅を出て、自転車で走って1時間、
山道は押して歩いて1時間半・・・。
そうして登りきったときのあの景色や新鮮な空気、
全ての苦労がこの一瞬のためにあったのか・・と思うほどの爽快感。

歩いていると、地層が変わったところに川があったりする。
そこを通るときに目で見えてなくてもす-っと風を肌で感じる心地よさ。
たっぷりとかいた汗さえも気持ちよく感じられる。

蛇を見かけてもテレビでみる世界だったものを目の当たりにすると、
「おぉーすごいな-」と感じる。
こんな山の中で生きている蛇に対して、
思わず「ガンバレよ」と思う。


仕事のときは意識して汗を出さないようにする。
だから季節を肌で感じ、自由に汗をかくという当たり前のことに
解放感さえ覚える。


帰りのくだりの爽快感もさることながら、
景色はのぼりが良く見える、頑張るのもけっこう気持ちイイ!


能の演目では京都がたくさん舞台になっているが、
峠の話もよくでてくる。
車では何気なく通り過ぎてしまうところが、
自転車だと一つ一つが目に入り、
小さな祠を見つけてお参りしてみたり、
峠の名の由来を知ってはうなずいたりしてしまう。

例えば、比叡山一つをとっても、日蓮・最澄・空海・信長も、秀吉も、
紫式部も同じあの山を眺めた・・、それをいま自分も眺めている。
移り行く歴史の中で、変わらぬものがここにある。
せっかく京都に住んでいるんだから、
せめて北山だけでも堪能しようと思い、
今年に入ってからは7.80回は行っている。
細かな木々の変化も感じられる。
そんな当たり前の自然を感じることが楽しい。

自然の中にあるありのままの姿に感動し、
また遠い時代に思いを馳せて時空を超えて、
その時代の人のあり様に感動する。


彼の言葉から、“今”という時間を大切にしつつ、
遠い時代の人々からつながる自分の存在にもどこかで感じながら、
大自然に溶け込むことで、地に着いた自然体を育んでおられるように感じた。

私たちは、日々起こることに目を奪われがちです。
そして、それにとらわれてしまうことも多々起こります。
今回のお話を伺って感じたこと、色々なことが起こるのも含めて
自分なんだと。
そして、どんなことも自分が立ち上がっていくための
原動力に変えられること。
自分を取り巻く環境の中で起こることすべてが、
自然ことだと感じることができたなら、
窮屈な生き方ではなくなるような気がします。

すでにある窮屈さも、より膨らませるのも自分、
糧にできるのも自分だと思います。
自分の心が安らぐ場所、喜ぶ処を見つけることは、
心豊な自分が育まれていくことであり、
それらのすべては自分自身を優しく支えてくれる・・と感じました。

今度は舞台の彼に会いに行こうと思ってます。






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Last updated  September 13, 2005 02:52:44 AM
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