今日は末娘の学校の文化祭。
高校三年生の娘にとっては最後の文化祭となる。

今回は合唱コンクールに出場するんで、
夫と上の娘と息子との４人揃って見に行った。

小雨模様の中、娘の出る時間に合わせて学校の到着。
門衛さんに止められないように家族揃ってから受付。

だってね、うちのパパったら、
娘が体操服を忘れたことがあってね、
ソレを届けに行ったときに、門衛さんに止められて
学校に入れてもらえなかった前科があるんですもん。


薄暗い講堂に入ると、熱気がむんむん。
なんせ、女子高ですからッ！

そして、娘たちの番です。
高校生活最後の想いを込めて…
歌いきってくれました。
見ている私は、涙が溢れて止まらなかった。

何故なら、ここに来るまでの苦労話が合った…。
受験生である娘は文化祭に関わらないつもりらしかったが
紆余曲折があり、関わることになった。

やる限りは１位をめざそう。
そして、高校生活最後の文化祭、
有終の美を飾ろうと頑張っていた。


ココに書ききれない色々な問題もあり、
泣きたいくらいの思いもあり、
逃げ出したい…逃げ出せない…
そんな行ったり、来たりの葛藤の中で苦しみぬいたここ数日間。

そして、今日を迎えた。

娘が苦しんでいる様子は、
傍で見ていても辛そうだった。

ソレに対して家族が出来ることは…
パパは、リンパドレナージュでマッサージすること
ママは、彼女の気持ちをとにかく聴くこと
お姉ちゃんは、妹が好きな美味しいもの作ること
お兄ちゃんは、妹が好きな日田天領水買って冷蔵庫に入れておくこと
おばあちゃんは、毎朝起こすこと
いずれも、少しでも楽になるように…と願って。


そんなことがあったから、
ぜひ、見届けたいと思った。


娘のクラスの番。
全員が心を一つにして、
素晴らしい歌声を聞かせてくれた…。
晴れ舞台のその姿に感動した。


ひとりひとりが出来ることを全うすること。
それはクラスの子にとってもそうかもしれないが
我が家の面々にとっても同じことだった。



それぞれが自分が出来ることを全うする。

そして、そのチカラが集結したとき、大きなチカラとなる。