テーマ:自分を生きる(357)
カテゴリ:気づいたこと・学んだこと
昨夜の電車の中でのこと。
淀屋橋発出町柳行き急行電車は 夜の10時を過ぎていたが、結構混んでいた。 私の前に30代後半くらいのサラリーマン風の男性が腰掛けていた。 彼は売店で買ったばかりの新聞を読み始めた。 そこへ70代くらいの男性が乗り込んできて、 ちょっと席を詰めて‥のゼスチャーで座り込もうとした。 しかし、そのシートは5人掛けで もうすでに5人の人が座っていた。 新聞を読みかけていた彼が不機嫌そうに キッと睨んだような表情で席を立った。 70男性は「あれれ?」とあっけにとられた表情ながら 空いた席に座った。 その席の左右の乗客は、「ナニ?コノヒト」とばかりに 怪訝な顔でその70男性を横目で見ていた。 まるで周囲の人を敵に回したかのような70男性は バツが悪そうな顔で、辺りを見回したが やがて目を閉じて眠りに付いた。(寝たフリかも…) この一連の流れを見ていて、面白いことに気づいた。 この間数分だったが、誰も言葉を発していないのだ。 そう…一言も。(無言の行でもあるまいに) ゼスチャーで「ちょっと詰めてくれる?」 態度で「これ以上座れないから、俺が立つから座れよッ」 表情で「エッ?そんなつもりじゃなくて、座れそうかと…」 視線で「ナニ?この人?非常識ね~」 雰囲気で「ありゃりゃ、まずかったかな…寝とこ…」 こんな流れだったかも。。(私の推測) ここに言葉があれば、当然御礼があり、笑顔が生まれ お互い気持ちよく、席を譲ったり、譲られたりしただろうと思う。 いい気分で一日を終えられただろうと。 見知らぬもの同士が隣り合わせる電車やバス。 言葉で伝えなきゃ、勝手に解釈するしかない。 一方は「ちょっと詰めてもらえませんか?」のつもりでも もう一方は「どけ!」と言われたような気がしたかもしれない。 言葉で伝えることは、ホント大切だ。 口があるんだから。同じ言語を話すんだから。 コレ、相手が悪ければ喧嘩になるよ。 おぉ~、怖い怖い。。 ちゃんと、言葉で伝えよう。 「ありがとう」は特に! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 22, 2005 11:46:09 AM
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