テーマ:自分を生きる(357)
カテゴリ:今日の想い
窓を開けて朝ごはんをいただくのも心地よい季節になりました。
今日は良いお天気です。 あの24年前の土砂降りの雨とは大違い。 1982.5.1に結婚し、今年は24年目 あの日は、朝から大雨で、その上メーデーと来れば 混雑するのは必至だったので、私は早朝にホテルに入った。 着付けを終えて、あとは式場の平安神宮に向かうのみとなった私は 「結婚する・・・」と言うことに、まだ実感のないままに、 しばしの時間をぼんやりと雨に濡れた新緑のお庭を眺めていた。 着付け係りの方が慌てて襖を開けて飛び込んできた。 「新郎さんがまだお見えじゃないんですけど」と。 予定の時間を過ぎても彼は着ていなかったらしい。 携帯電話もない時代。 連絡のとりようもなく、ただ待つしかない。 10分、15分、20分・・・時間は規則正しく過ぎていった。 まさか来ないなんてことないよね。 なんて付き添ってくれた妹と冗談を言いながら 頭の中では「もし、来なかったらどうなるんだろう…」 何かのドラマで見たことがある新郎が来ない結婚式の ワンシーンを思い浮かべたりもしていた。 彼が到着し、無事着付けも終えて準備完了との 伝言が入ってきたのは、予定より40分以上過ぎた頃だった。 それを聞いて思わず笑った私に妹が「何がおかしいの?」と聞いた。 私は「ドラマみたいなことは起こらないもんだわ…」と言った。 けれど、そこから先は・・・ 雨の平安神宮はとても美しかったこと。 そして、紋付はかま姿の彼の横顔が緊張で引きつっていたこと。 それ以外は何も覚えていない・・・。 あれから、24年経ったのか・・・。つい昨日のことのようなのに。 昨夜12時を回ってから、娘と息子から結婚記念日のお祝いの品を貰った。 毎年欠かさず祝ってくれる子ども達。 今年はブーゲンビリアの鉢植えと、洒落た塗りの夫婦箸。 メッセージカードを添えて・・・。 ブーゲンビリアの花言葉は「情熱、魅力」だそう。 これからも二人とも魅力と情熱を持って 過ごして欲しいとの願いを込めて選んでくれたそう。 泣けた・・・泣く。泣かずにいられましょうか。 あぁ~、大雨の日に結婚式挙げたから、5月1日は泣くのか? と思うほど、毎年彼らの言葉にプレゼントに泣いています。 個人的な思い出話にお付き合いいただきありがとうございます。 もしよろしければ、ポチッとよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 1, 2006 11:30:25 AM
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