親が我が子に対して、負の感情のままに吐き出す言葉。
その言葉が与えてしまう負のパワーの影響は
計り知れないほど大きいと思う。身震いするほど恐ろしい・・・と。
子どもにとって、親は絶対の存在であり、
愛されること、愛に包まれることを体感する存在なのに、
そこで否定されたり、拒否されて、傷つくと
≪愛する人を大切にする≫
と言う基本的なことができなくなるかもしれないから。
今日のバスの中で出逢った親子の会話を娘が話してくれた。
小学校低学年の女の子とお母さんが乗り込んできた。
ソノ子は塾帰りらしく、叱られている様子や
下向いたままの姿から成績が良くなかったようだった。
母親のグチグチがあまりに続いているので
その子はポソッと「前に座る・・・」と席を立ちかけたら
母親が「なんで!どこに行くのよ!そんな勝手なことするから成績も悪いのよ」
(ぜんぜ~ん、関係ないと思うけど・・・)
その子はさっきよりも俯いて哀しそうな顔をしていた。
それに追い討ちをかけるように母親は捲くし立てていた。
「あなたがこんな悪い成績を取ってお父さんにどう言うの!」だの
「お父さんに私が怒られるじゃないの!どうしてくれるの!」とか・・。
泣き出しそうなくらいに哀しそうな顔が、
段々と無表情に変わっていったと言う。
母親の言葉が止まらないことを悟って
これ以上傷つきたくないから感覚をストップさせたか?
娘は、ソノ子の盾になって、ソノ場面から連れ出したい・・と
思うほどに、重苦しく、哀しく硬直している姿だったという。
お母さんは、ソノ子を傷つけようとか、哀しい想いをさせようなんて
意図はまったくないはずなのに・・・なんであんな風に罵るんだろう?
娘は帰宅してスグにその話をせずに居られなかったらしい。
言葉は、発した側の意図とは別に、伝わったことがすべてとなる。
まして、負の感情が絡むと相手を傷つけてしまう。
そして、それが深く沁みこむと、ありのままの自分を自分が否定する
自己否定や自信喪失にもつながってしまう・・。
愛しているなら、愛していることをそのままに伝えたい。
愛しいあなたは何モノにも替え難い。
大切なものは大切なんだよと抱きしめたい。
余計な感情が湧き起こってきたとしても、
惑わされることなく・・そのままをありのままに・・・。
それができていると仰る方は、これまで以上に。
そして、これからそうしようと思われた方は今までの分も
たくさん、たくさん、愛して欲しい。伝えて欲しい・・抱きしめて欲しい。
それを心からお願いしたいと思っています。
あッ、これはわが子だけじゃなく、ダンナ様にも・・・ねッ!
愛が大切!と感じた方は、
ポチッとひと押し、よろしくお願いします。