テーマ:自分を生きる(357)
カテゴリ:夫婦の愛のカタチ
久しぶりに逢った彼女は少しもかわらない笑顔。
傍らには定年をまもなく迎えるご主人。 畑での立ち話の最中にご主人の頬に蚊がとまった。 彼女は強くはない程度に蚊をたたいた。 ご主人は「いたいなー」と苦笑い。 彼女は「ごめん、ごめん。蚊がとまってたのよ」とニッコリ笑って ご主人の頬の赤くプクリと盛り上がった蚊に刺されたあとに ツバをつけておまじない。 これが長年連れ添った夫婦か・・・。 誰もがそうしているわけではないだろうが、 この距離感は長年の歳月が育んだものだろう。 「足らずを責め合ったら傷つけあうだけだからね。」 と、彼女は穏やかに笑う。 花や木や植物を育てるのと一緒で、 夫婦もお互いを育てるのが大切なんだろう。 自分を押さえつけても、 相手を押さえつけても関係性は育たないのだから。 ほほえましい光景は心に明かりがともる。 友人夫妻の温かさを持ち帰ったその日は、 夫と手をつないで買い物に出かけた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 16, 2008 10:33:16 AM
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