聞く
聴く
訊く
人の話を聞くのにも、この違いがある。
『聴く力を養う』と言うならこの違いは知っておく必要があると思う。
聞く、聴く、訊く=====================================================
聞く
聞き流す、うわさを聞く【意】音や声を耳で認識する
聴く
音楽を聴く、講演を聴く【意】聞いた内容を理解し反応すること
訊く
道を訊く、先生に訊く【意】尋ねる、問う
日本辞典より引用==============================================================
で、私的に気に言葉にすると
聞く
意識せずとも入ってくる声・音(耳の感覚受容体としての機能を果たしている状態)を認識。
聴く
聴くという字を分解すると耳+目と心となるが、それら全部で話し手に意識を傾けて、話し手の伝えたい意図を受け止めていくこと。
訊く
話し手の話す内容に対して、より理解を深めるため、質問や確認として訊ねて相手の話しを引き出していくこと。
ちなみに、耳を使った漢字では『聡明』の「聡」があるが、耳に公の心を書く。
これはかしこいことを表すが、この字から「公」をとると...ナント「恥」となる。
つまりは、広く聴きなさいということ。
聞く・聴く・訊く、どれがイイとかワルイとかの問題ではない。TPOでの使い分けが必要だということだろう。
言い換えれば、どれもできなくちゃね。
ではまた...。