カテゴリ:ご案内
メンタルヘルスの現場から。
メンタル的にストレス過多の状態が続くと、当然ながら心身ともに余裕がなくなり、硬直的な行動になりやすい。 例えば、ある会議室での会議中に非常ベルが鳴ったとしよう。 すわっ、火事だ! そこにいる全員がひとつの扉に集中して外に出ようとするなんてことが想像できると思う。しかし、その唯一扉はいくら押してもビクともしない。必死でたたいても誰も開けに来てはくれない。 なんてことになったら大パニック!になることは容易に想像ができるが、実はその扉は押すのではなく、引く扉だった・・・。 なんて笑い話のようなオチは、大パニックの前には怒りでしか受け入れてもらえないだろう。 人は過度のストレス状態では硬直的な行動になりやすいと言うことであり、「押してもだめなら引いてみな!」という発想の転換が出来ない。押してだめなら、もっともっともっと押す!そしてドンドンと心身ともに硬直していくので、思考も行動も別の選択の余地がない。 (火事場の馬鹿力で扉を壊して逃げ延びるってのもありかもしれないけれど。) これって別に特別なことではなく、実は日常に起こっていることだと思う。 うまく行かないことに対して、同じことを何度も繰り返すってことを・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2010 12:12:14 PM
|