COCO的国際結婚生活

会社の駐在員の方が、時々私に「日本のテレビドラマのビデオを貸すよ」と言って下さるのだけれど、お借りしてもなかなか見る時間もなく、どちらかと言うと本を読む方が好きな私は、お気持ちだけ頂いて、いつもお断りをしていた。


でも２週間ほど前、「COCOさん、これだけは絶対に見てください。本当にいいから。」と２本のビデオを渡された。


私は「ありがとう。でもね、読みたい本が山積みになってて、今はそちらを制覇していきたいから、それを全部読み終わってからお借りしてもいい？」と言ったが、


「いやこれだけは今見たほうがいい。絶対にいい話だから」と勧める。


そこまで言うならとお借りしたまま、忙しいのと、読みたい本があるのとで暫くそのままにしていた。


彼は毎日のように「COCOさん見ました？」と聞いてくる。


「ん～ごめんね、まだなのよね。」とかわしていたのだけれど、


金曜日に「今週末は絶対に見てください。」と念を押され、この調子だと月曜日も聞かれるのは間違いないので、見ることにした。


初めは洗濯物を畳みながら見ていたのだけれど、だんだんそのドラマに目が釘付けになっていった。


さて、そのドラマのタイトルは　「１リットルの涙」


日本ではもうとっくに終わっていて、ご覧になった方も多いと思う。
実話をドラマ化したもの。映画にもなっているようだ。


一人の少女が「脊髄小脳変性症」という難病にかかり、何度か挫折しながらも、その病気に負けずに精一杯、彼女の生涯を生きた話。


私は最後に母親の言った言葉が今でも心に残っている。


「あなたのお陰で、沢山の人が生きることについて考えてくれたのよ。

普通に過ごす毎日が嬉しくて、温かいものなんだって思ってくれたのよ。

近くにいる誰かの優しさに気付いてくれたのよ。

同じ病気に苦しむ人たちが一人じゃないって思ってくれたよ。

あなたがいっぱいいっぱい涙を流したことは、そこから生まれたあなたの言葉た

ちは、沢山の人の心に届いたよ。」



生きたくたって、生きられない人がいるのだ。


健康に生かされている、今このときに感謝しなければ。


そして与えられた命を悔いのないように生きなくちゃ。


この世に生を与えてくださった神様に、両親に、兄弟に、友達に、このドラマを紹介してくれた彼に、そして最愛のカルヴィンに感謝の念がつきない。


それから、このブログを通して出会った素敵な仲間達にも心から感謝しています。


どうもありがとう。


　いつもありがとうございます♪
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