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COCO的国際結婚生活

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May 11, 2006
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今日、ジャズヴォーカリスト 鈴木陽子さんの日記に、料理研究家 辰巳芳子さんのご両親について、とても素敵なお話が書かれてあった。


私がつい最近感じた気持ちと、交差する部分があったので、その気持ちを綴ってみようと思う。


辰巳さんのお父様は、いつも酔い覚まし用の水をウイスキーの空き瓶に入れて枕元においていらした。


そしてお母様はご主人が戦地に出征中、その飲み残しのお水を捨てずにずっと取っていらして、
「無事にお帰りになりますように」といつもそのボトルに向かってお経をあげていらした。


またご主人は、戦地からご自分のタバコの吸差しをちり紙に包んで奥様のもとへ送られたのだそう。


そして、奥様の願いは叶い、ご主人は奥様のもとへ無事戻られた。


辰巳さんは、お母様がお水を捨てずに毎日お祈りなさっているお姿をご覧になり、


「お母様はああして、お父様の命の糸を引っ張っていらっしゃる。命の糸の端をしっかりと握りしめているのだ。」と感じ、


またお父様が無事に戻られた時には、「真心は願いを実現させるのだ」ということを、強くお感じになられたそうだ。


そして、「真心と実現させる方法は、車の両輪」 それがしあわせの元になるのだと、しみじみ語っておられたのだとか。


この記事を読み、私は今の自分の幸せを振り返った。


今、カルヴィンが側にいることが当たり前となっている毎日。


お互いに忙しく、すれ違いになることも多いけれど、それでも朝起きれば隣にいる。


どんなに疲れたときでも、夜、彼の方をみると、すぐそれに気づいて、最高の笑顔を見せてくれる。


その笑顔があまりにも素敵だから、私はお返しにウインクする。 彼もそれに答える。


こんな"幸せ"を普段はそれとは気づかずに過ごしている。


手を伸ばせば愛する人がそこにいることの幸せをここ数年当然だと考えていた。


なんて傲慢な考えだろう。


夫と遠距離恋愛をしていた頃、たった数日だけでも一緒にいられたことへのあの喜び。


帰る日の前夜、"あともう1日だけ長くいられるのなら、1ヶ月間はお買い物を我慢します"(笑)
と健気に誓っていたあの謙虚さはどこへ行ってしまったのだろう。


彼はいつも私に元気をくれる。


私が落ち込んでいる時、考え方を修正し、プラスの方向へ導いてくれる。


「どうしたの?」と聞きかれ、「ん、ちょっとね」と言うと、それ以上は一切聞かない。


私から語れるようになるまでずっと待ってくれる。 


そして、ただ黙って、私を大きな胸に包んでくれる。


私は彼の胸で、声を殺して泣く。


先の見えない暗闇に一人取り残された私を、温かい緩やかな光が全身で包み込んでくれる。


「この人は私に必要な人だ」


そう感じることが何度あっただろう。


それでも時が経つとその感情は、また日常の生活の中で風化していく。


でも、それでいいのかもしれない。


時折こうやってそれを思い出させてくれることに出会うのだから。


こんな事を繰り返しながら、それでもやっぱり 「この人は私に必要な人」 と一生思い続けて生きていくのだろう。


私も彼にとってそういう存在でありたい。。。。



  いつもありがとうございます♪
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Last updated  May 11, 2006 10:24:04 AM
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