高橋真琴 原画展へ
新聞の広告で気になり…実家の最寄り路線、京成電鉄の車内広告を見て、完全に行く気になりました。
高橋真琴さんの原画展。
私くらいの世代、この方のイラストがあしらわれたグッズを目にした、あるいは持っていたことがあるのでは?
私はオードリーヘップバーンのような白い帽子に花をちりばめた女の子のイラストのついた缶入り色鉛筆を使ってました。
マーガレットという雑誌でも見ていたと思います。
なつかしくてね~。
展覧会の場所は千葉県佐倉市、佐倉市立美術館。
高橋さんが佐倉市在住とのことで実現したそうです。
原画は思ってた以上の繊細さと美しさ。
明るい絵だよね、と思ってましたが、水彩絵の具を原色で、混ぜずにただ薄めて使っているとのこと。
そして黒は使わず必要な輪郭はセピアで、黒に見えるのは青を重ねているそうです。
油性の色鉛筆も使って、細い線は筆で。
印刷物も、だいぶ実物に近く再現されていると思いますが、やはり淡い色合いはまだまだなんですね。
原画の淡い色を出そうとすると印刷物は濃くなるようです。
色合いもさることながら、世界観がね。
一緒に行った母は「若い頃の浅丘ルリ子さん」と言っていました。
お姫様、王子様、女の子、動物たち、どれも理想的なくらい甘い世界を生きているんですもの。
高橋真琴さん。
父よりひとつ年上の男性です。
画業60年以上になるそうで、画像のポスターは展覧会のための新作書き下ろし。
若い頃の作品より色が柔らかく明るい♪
いつまでもお元気で、真琴ワールドを描いていってほしいです。