初、三段の実技審査を見て
昨日は、初段~三段の実技審査を見に行きました。 こちらでは、基本打ちをお互いにやって、地稽古を2回(相手を替えて)行います。 初段の基本打ちは、「切り返し」二段は、「小手面、面抜き胴」三段は、「面抜き胴、 小手すり上げ面」です。 特に初段では、基本打ちの「切り返し」が相手の左右の面を打っておらず、空間打 突になっている受審者が多く見受けられました。 足裁きも、歩み足で打っている受審者もいて、地稽古では、掛かり稽古になってし まって、中途半端な構えからバンバン打っている状態。 三段になると、少し責め合いもあるのですが、今回の審査では、三段までも打ち合 いに徹してしまって、合格率は、初段、二段とも60%台、三段は、50%台で、とて も低い合格率でした。 実技審査は、段に応じた基本がしっかり出来ているかを審査してもらうので、基本 打ちでは、基本通りに、地稽古でも基本に基づいた稽古が出来けばいいのでは、 と思います。 特に、地稽古は、試合稽古ではないし、掛かり稽古でもないので、その点を理解し て審査に臨んだらいいのではないか感じました。