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カテゴリ: 他 物語
この胸いっぱいの愛を
映画原作者による異色のノベライズ 映画「黄泉がえり」の原作者・梶尾真治氏が、 新たな試みとして取り組んだ、 映画「この胸いっぱいの愛を」の原作者自身による異色のノベライズ作品。 もし、自分がもう一度、やり直すことができる時間に戻れるとしたら―。 大好きだった年上の女性、 自分を産んだ直後に死んでしまった母、 交通事故で亡くなってしまった息子……。 “あること”をきっかけに、過去に同時に戻ってしまった登場人物たちそれぞれの群像劇。 神はサイコロを振らないをほのかに思い出しました。 (ちなみにこっちはドラマばかりで原作はちゃんと読んでません;) 一気に読んじゃいました。 ちなみに一番泣いたのは臼井さんのエピソードです。 踏みにじられた花と片付ける家主を目にして、 彼はそれを少年の自分がしたことだと思い出します。 手伝いながら、家主が臼井少年の仕業と知っていて、 さらに少年の心を心配していることを知ります。 「すみませんでした」と謝ると同時に臼井は現在に引き戻されるのですが、 臼井が消えたため持っていた鉢が落下して割れるのを見て、 「あいつ、また割っちまったじゃないかぁ」とつぶやく家主さん。 気づいていたんですね。 あの青年がいつもの少年だと気づいていたんですね! でもってあんなに和やかに迎え入れたのですね!!! 臼井さんはメインの人ではないのですが、 この手の話に弱い私は即効イチコロです。 ひょっとしたらメインのエピソードより印象深いかも>< -映画も気になります- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月08日 10時06分30秒
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