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テーマ:本日の1冊(3691)
カテゴリ: 実用・雑学・案内
「私は、座っておしっこをしていますよ」「えっ、どうして」。 和夫さんの話に、男たちはあっけにとられた。 「立ってすると汚れるから、と妻がうるさいんですよ」…。 家事育児は当然、猫のウンコの始末までやらされ、 小遣い、休日も妻に仕切られる情けない夫たち。 話題騒然、夫VS.妻に姑、小姑、ついにはTV、雑誌を巻き込んでの大論争。 家庭内校則/折れイズム/言葉の刃/うかがう機嫌/仕切られる休日/ 総論のもろさ/屋根の下の難民/給振りの罪/新おばすて/たしなめる勇気〔ほか〕 妻になる予定すらないのに読む私(笑) 中国新聞に掲載された「男はつらいよ’97」 というシリーズ記事の第一部「妻の王国」が元になっています。 当時の記事の流れや、それに対する読者の反響、それを受けてのまとめがぎっしり。 ざざざーと読みましたが、なかなか面白いです。 妻の王国となった家庭で居場所をなくす夫達。 女王の顔色をうかがい、びくびくする夫達。 ついでに、他の女性に魅力を感じる夫達。 うわぁ・・・と思うも、読後にわが身を省みると、 ・・・なるほど、子供心に確かに母が優先でした。 「お母さんがいいと言ったから」と父の意見をないがしろにしたり・・・やったやった; そんなでも一応立てるところのあった母が、 父の皿だけ1品多くしてたりしたのが子供ながらに理不尽に感じたり(笑) 読者からのお便りが賛否両論ふんだんに入っているのが魅力的でした。 なるほどと勉強になる意見も多く、特に最終章「共和国への道」に収録されている 妻がかのような「鬼ばば」になるプロセスに着目した2通の手紙が素晴らしい。 この章はこの手紙の紹介後、 男女の結婚への意識の違いとすれ違い、 それによって生じる妻の寂しさとSOSについてまとめられているのですが、 うんうん、なるほど~~と考えさせられました。 連載中の他シリーズも書籍化しているようなので、 機会があれば読んでみたいです。 これとか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月08日 09時57分04秒
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