|
テーマ:本日の1冊(3692)
カテゴリ: 他 物語
家康の秘命をうけ、徳川三代将軍の座をかけて争う、甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。 官能の極致で男を殺す忍者あり、美肉で男をからめとる吸血くの一あり。 四百年の禁制を解き放たれた甲賀・伊賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽し 、戦慄の死闘をくり展げる艶なる地獄相。 恐るべし風太郎忍法、空前絶後の面白さ。 今知ったのですが、 これって映画「SHINOBI」の原作になった作品だったのですね~ ちなみに、私が手に取ったきっかけは「陰陽座」の方です。 何気に嵌ることも無く適度に好きな陰陽座。 こちらの曲は「忍法帖シリーズ」のオマージュや京極夏彦や手塚治作品に影響を受けたものが ふんだんにありまして、「いかにも」な妖怪もんやらがたまらんのであります。 と言ってもアルバム5枚目の『夢幻泡影』までしか所持していないのですが・・。 それはそうとして「甲賀忍法帖」。 驚くほどにテンポが良くて、すらりすらりと読めました! いやぁ、昔母の本棚に見つけた時は、 なんだか面白くなさそう~・・・と思ったのですが、読まず嫌いはあきまへんねぇ。 甲賀と伊賀のロミオとジュリエットこと、 殺しあう運命の弦之介と朧の関係に身もだえし・・・と思いや、 弦之介に思いを寄せる甲賀の陽炎さん贔屓で読んでしまいました。 解説の「官能の極致で男を殺す忍者」さんの陽炎さん。 官能に火が付いたら問答無用で吐く息が猛毒になると言うことで、 好きな男を殺してしまう宿命の能力一族なもので、大好きな弦之介の傍に居るだけで精一杯。 下手に抱きついたりしちゃっただけでも大事なので、思いを隠す姿がいじらしい。。 でもって、弦之介は陽炎なんて意識もせず、ひたすら朧しか見ていない。。。 なんて、なんてかわいそうなの~~~~ 皮膚が吸盤になり、相手の血液を吸い尽くす女性や、 毛が一本もなく体や色を自由に変化させ、壁や板にも同化してしまう大入道など、 奇妙奇天烈な外見・能力を持つ忍者達の、 常人とは何次元も違うような忍術合戦劇場は、 どっかのファンタジーなライトノベルを読んでいるような感じで 実にとっつきやすいのでありました。 問題は、母が他の忍法帖を「どこにしまったかわからんよ」と言っているトコロ・・・。 「甲賀忍法帖」収録の臥龍點睛 バジリスクの方も気になってきました 2007年09月26日発売バジリスク~甲賀忍法帖~ DVD-BOX お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月08日 09時56分43秒
[ 他 物語] カテゴリの最新記事
|