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2009年01月13日
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カテゴリ:  青年


「遺産分配はダーツで決めろ」父はそう言って逝った。
残された子供たち(中年)のいい迷惑な物語(喜劇)。


詳しい紹介はこちらのページで(ひょうたん書店楽天市場店さん)
 (コミック)この度は御愁傷様です/宮本福助

モーニングで連載された作品です。
拝み屋横丁顛末記(11)
でお馴染みのマンガ家さんなので期待通りの面白い作品でした^^
何の職業に就いていたか子供達(中年)も知らなかった父親の、実はあったすごい遺産!
けれども遺産分配方法はダーツ。しかも東京フレンドパーク風のタワシの割合の多い的いて座

残された家は近所のお爺さんがどっさり住み着いてしまったり、
愛人や隠し子や旧友(大物)が現れたり、
さらには……と一つ片付いても、次から次へとトラブル発生荒波
元凶はすでに亡くなっているため、全ては残された子供達(中年)と孫に振りかかるのです。

やりたいことをやりつくした父親・徳造の死後のホームコメディですが、
湿っぽさは全く無く、よくある死者のイメージというより、
「拝み屋」のようにあの場所に幽霊として徳造が居たならきっと、
みんなの姿を見て始終腹を抱えて身をよじって、これでもかと大笑いしてそうな、
そんな姿が容易に想像できました^^

1話完結なんですが、1話1話はすっきり終わり、
そしてそれでいて後でしっかり繋がる部分もありという、
本当に作りがうまいなあと益々宮本福助さんが好きになりました。
少し厚めの1冊できっちりしっかり終わっていて、それもとっても気持ちいい。

オチも申し分ありません^^
最後の最後でやってくれます^^

この本は予備知識なしで、
怒涛荒波の勢いでトラブルに見舞われる兄弟たちを楽しみ、
そしてあのラストへ行き着くのが醍醐味だと思うので、
ストーリーやオチに関してはこれ以上は書きません。
ぜひぜひ、ご自身の目で彼らの受難をお確かめ下さい^^

とにかくまとめとしてはこれを読んで
人生楽しんでナンボよね~~と、改めて思いました^^





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最終更新日  2009年01月14日 13時44分51秒
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