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カテゴリ: ライトノベル+ファンタジー
昨日のマンガの原作です。 出たのはマンガ3巻が発売された後です。 なので、「小説がよかったからマンガになった」のではなく、 「マンガ用に書かれた作品」となるので、 基本的に小説とマンガでのストーリーの変化はありません。 なので、香港編の初めの方はちょーっと読み進めるのが退屈だったかも。。 (マンガでさらりと描かれているところが、 小説ではねちっこく、えろく書かれているなど、ちょこちょこ違いはありますけども) この1冊に3本の話が入っていて、 1本目はコミックス1巻に収録済で、2本目は現在進行中。 この2本目が一番長いので、マンガのほうはこの2本目で終了しちゃうかも? という気がします。3本目は1・2本目より前の話だし、相手の化け物的にも……ごにょごにょ。 えーっと、それで一応コミックスで進行中の話の最後までがわかってしまいました。 知りたかったことではあるけれど、 先に知ってしまったのはちょっと惜しいような……そんな複雑な心境です。 早く犯人が知りたいばかりに、推理を吹っ飛ばして推理物を読んでしまうような寂しさです。 ただ、まあ結末はそんなことになるのでは……と思っていたことだったので、 特に意外性はなく普通に受け止めたのですが、驚いたのは大摩さんの登場です! 今回は紅虫さんの独壇場かと思いや、後半の舞台は大摩さんのお屋敷ですよ~ あの紅虫様が大摩さんに教えを請うなどという、想像もしなかった展開にドキドキ。 大嫌いな相手の力を借りなければならず、 どれだけムカー!っと来ても弟子(一時的ですが)という立場頭の上がらない、 そんな紅虫さんにもキュンキュンしてしまいます。 あ、別に腐女子的な意味ではなく、我慢する紅虫さんが可愛いということですよ。 3本目は、退魔針本編終了後の彼が出会った出来事で、 今回のvs化け物戦は、ムーだとかアトランティスだとか、 本編を知らないと、え、紅虫って平安貴族の化け物でしょ。それがなんで??? となるんじゃないかなーという、以前から知っている人へのファンサービスを感じました。 先ほど今回の連載でマンガ化されるのかな?と書いたのはこういうことです。 いやあ、コミックスも小説も、面白かったです。 紅虫さん格好よすぎです!でもって怖い。 「化け物的」ということが、人の感覚では、 (人間と一括りにすると大きいので、あくまでも今回登場した「普通の」人って意味で) =「狂ってる」というものなのだな、 相容れないものなのだな、と再認識した次第です。 笑いあったり普通に話しているようで、けれど不意に違うことを思い知らされる…… っていうところが、人外と人との触れ合い話での見所だと思っているので、大満足です。 さてさて、だから紅虫さんが格好よいという話しでした。 やっぱり何だかんだいっても女性には優しい気がします。 そもそも男性がほとんど出ていないということもありますが、 以前のシリーズでもやっぱり優しかったですよね。 一時行動を共にしていた女性(中身は人外ですが)とか、十月ちゃんとか。 やっぱり貴族という誇りがあるからでしょうか。 それか、素直に怯えるから、あんまり痛めつけても面白くないのかな。 読んでいても、自分は強いと自覚している存在や、 よく吼える弱者をいたぶるのは好きなようだし、扱いが変わるのは当然なのかも。 今回は紅虫さんに「……いい男」と頬を染めるだけでなく、 「お嫁さんにして」とかつてない直球で好意を示す存在が出て来ました。 そういう紅虫さんに無邪気に懐く存在に対する紅虫さんの姿が、いいですねぇ。 なんだか「犬夜叉」の殺生丸様とりんちゃんのことを思い出しました。 (途中までしか読んでいませんが、あの殺生丸がどんどん甘くなりましたからねぇ^^) ああ、紅虫さんのお嫁さんになりたいわーと思いながら読んでおりました。 きっと彼の花嫁さんは、食べごろになったら彼にボリボリと食べられるか、 彼の子供(子蜘蛛)にじ~~っくり食べられるかとか、そんな感じなんでしょうね。 待っているのは「甘い新婚生活」ではなく、「特別な餌」としての未来な気がします。 でもいいじゃない。素敵じゃない。 でも、2本目を最後まで読んでみると、 「いつかは食べよう」と思いはするものの、結局ずるずると傍においといて、 気が付いたら「食べよう」ということも忘れていたってくらい長い時間が経っていた、 とかそういうラブラブな「花嫁」展開も考えられるなぁ、なんて。 でもそうなると少女マンガですね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月20日 20時17分14秒
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