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2009年02月25日
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乞丐相―民俗学者の折口信夫博士は自らの鼻梁にある青インキの染みの如き痣をそう呼んだ。
それはロールシャッハテストの如く、見る者の闇を映し出した。
正史と偽史の隙間に浮かんでは消えるあってはならない物語を、
仮面の古書店主・木島平八郎が“仕分け”する。
『八つ墓村』のモデルになった津山三十人殺し事件。
心中ブームと人間避雷針。迷い子塔と優生政策。
昭和初期の世相を記録した『木島日記』から、
あってはならない物語が平成の世に浮かび上がる…。超民俗学伝奇小説の傑作。


昔、マンガを読んだ記憶がありますが、
おぼろげで正直あまり記憶がありません。
まあねぇ、分けて1回立ち読みしただけじゃしかたがないかなぁ。。
そんな感じで知っているような知らないような、そんな「木島日記」の小説を読みました。
しかもいきなり2冊目。

短編集なので、各話の直接的なつながりはないし、
登場人物に関しては、巻末にイラストと解説があったりして大変ありがたい。
この人物紹介の「サービス」に関してもあとがきで語られており、これも面白い。
サイコのトレカの裏も、こういう形式にはこういうことを考えたからだ。とか、
色々考えていはることや意識したはることが書かれていたりして、
流石に長期間にわたり、幅広く活動してはるだけあるわー 
……ということは置いといて、

面白かったです。
難しいけれど、面白かったです。
「くもはち」を読んだ時と同じことになってしまうけれど、
色々あるけどまずは柳田国男の「遠野物語」でも読んでみなければ、と思いました。

ということで「遠野物語」をこれから読んでみます。
けど、難しそうー。最近ラノベすら読んでないからなぁー……
マンガの中でも特に文字の少ないようなマンガばっかり読んでいたので、
少々先が不安なところもありますが。


  





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最終更新日  2009年09月07日 23時06分58秒
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