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カテゴリ: 恋愛
全10巻
ウィキより ある日の放課後、高校生の一条真白は、 白衣を着た女性に地下の保健室まで付いて来るように言われる。 学校には、地下なんてなかったはず……不審に思いながらも付いていくと、 そこには確かに保健室があり、ベッドが数床並んでいる。 その女性は「学校を『卒業』するために、ここで特別授業を受けてもらう」と言う。 「保健室」とは、「卒業」とは何を意味するのか、「失格」するとどうなるのか、 なぜ卒業すると記憶を失ってしまうのか、張り巡らされた伏線が導く結末とは……。 評価の高いマンガのようですが、恥ずかしながら本日初めて知りました; このサイズの少女マンガって、白泉社以外は素通りしがちで…; 面白かったです~^^ 最終の10巻でどどどーーーっと伏線が回収されるのが素敵でした。 練りこまれてあるだけあって、本当に最後あっての物語です。 でも、そのため何を書いてもネタバレになってしまうのですよね。 ネタバレ聞いてから読んで面白いのかと言われると、これがなかなか。。 ずーっと読んで、読み進めて最後でなるほどー! となるのが素敵なので、ネタバレはひかえたいところ。 が、何を書いても結末に触れるので、これまた難しい。 そんなわけで、いつも以上にたいしたことを書かないことにします。 いやー面白かった。 怖くて痛くて苦しいところもありましたが、 私はそういう描写は、そりゃ好きではありませんが、 ぎゃー!無理!苦手!アウト!!ってことは無いのでドキドキ読んでました。 自分の精神がダイレクトに表れる「夢」の姿。。 顔と胸が空洞になっていたり、長い手だけだったり、 人の噂話を叫び続ける醜悪な人面疽だったり…… 毎週木曜、限られた人数で行われる保健室での夢の授業。 毎回たった一つの鍵を探し、見つけた者だけが「卒業」できるんです。 探すといっても、鍵は誰かのからだの中にあるので、結局は殺し合いなんですよね。 「卒業」したもののその先は不明で、 というかそもそも「卒業」して学園から去ったら、 その瞬間から人々の記憶から姿を消して、私物も全て消えてしまう… 教室の机があいても、部員が減っても、誰も気が付かないし、不思議にも思わない。 ただ毎日を「普通の」学生として楽しみ、悩み、過ごしていく。 そして時が来たら地下の保健室へと呼ばれ、卒業していく。 そんな不思議な世界が舞台ながらも、人々は至って普通に学生生活を生きています。 だからこそ彼らの悩みやエゴや苦しみはとても身近なもので、胸にきました。 特に、作中で唯一「卒業」以外で学園から去った大原さんは……。。 仲良し2人に1人が加わり、3人組になったと思ったら、 いつの間にか2人+自分の図になってしまっていて、でもどうすればいいのかわからない。 なぜ自分じゃなくて彼女なのか、どうすればよかったのか。私も経験あります; あと、地味に変態気味な眼鏡さんとかね、いいね。かっこいい。 あれで終わりなのが残念なほど魅力的なキャラクターが、どんどん出てきました。 普段なら二次創作でドリーム小説でも漁りたいようなキュン度ですが、 しかしいかんせん本編がなぁ。。あれだしなぁ。。 何をしても「どうせ……だし」となっちゃいそうなので、 残念ながら脳内妄想ワールドでピンクな恋愛空想を楽しむのも辛いところです。 いやーでも本当によかった。 しっかりと筋が通っていて、結末をはっきりと定めた上で 目指した方向に向かってぶれることなく描かれていたのがもう堪らない! 全貌がわかってから改めて読み直す2週目は本当に至福の時でした^^ CDも出てるみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月04日 21時03分19秒
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