本棚前で待ち合わせ

2007年01月発行とちょっと古いので注意が必要です。

内容（「BOOK」データベースより）
わずか2年半で会員数570万人!
有名芸能人もプライベートで多数参加するなど、
Web2.0時代の旗手として何かと話題のミクシィ。
だが、そんな噂のSNSを覗いてみると、
「会員制だから安心」といった謳い文句とはおよそかけ離れた内実が見えてくる!
全裸画像流出、宗教・マルチ商法勧誘、出会い系、ストーカー…。
大人気コミュニティ・サービスの驚くべき実態。

うーん、期待していたほど新しい情報や、
知ってよかった！勉強になった！面白かった！…という、
そういうものも無かったので残念でしたー…

なぜこんなに面白くなかったのかというと、
ただ単に発行から数年経っているから、ということではなく、
目の付け所が特に目新しいわけじゃないってのが理由かと思います。
実名登録推奨で、会社や地域・出身校コミュとか、
その気になると個人が特定できそうな情報ばっかりなんですもん。
私も始めた時、これって怖いわぁとドキドキして、
そのテのコミュは総スルーして、プロフィールにも碌な事書かなかったし。

ただ、mixiで初めてネットに触れた人とかは結構無防備だったようで、
そういうことでトラブルに見舞われる危険性を指摘＆実例を紹介ということが中心です。
作中で何度も語られるのが「情報弱者」の存在ですが、
正しくそういった人々のみを対象にした本といってもいいかも。
mixiって楽しいよー！面白いよー！超はまってまーす！と、
mixiを絶対安全な自分たちの世界って思っているような人に、お勧めしたい本。
あ、ちょっと前に流行った？プロフ（詳しく知らんですが）
とやらも同じようなものなのかな。

今思い出しましたが、そういえば私の知り合いにもいました。
年上の方なのですが、生年月日から生まれた場所から育った場所から全て書いていて、
小中高大だけでなく通っていた幼稚園まで伏字無しで書いていて、
出身校コミュとかにも漏れなく入っている人…。
性格のよい方なのでマイミクさんも豊富で日々コミュニケーションが盛んなようでしたが、
小心者の私としてはいいのー？いいのー？？とドキドキでした。

けれど、そういう本気で熱中していて、絶対の信頼を持っているような人は、
そもそもこういった本を手に取らないと思うのです。
というかこういう本のコーナーにも行かず、存在も知らないと思う。
こーいう本が出ても、なおケンタッキーやらサイゼリアやら未成年飲酒やら、
そういう書かなくてもいい事を進んで書いて、でもって写真まで載せて、
大問題に発展しちゃうケースが後を絶たなかった流れを見ると……ねぇ。。
確かにこう解りやすく警鐘を鳴らしてくれる本は意義があるのだろうけれど、
しかし本当に必要な人のところには届いていないようで、なんとも切なくなります。
（私も言えたような者ではありませんが、それでも一応書くことに気は使っているわけで…）


ちなみに、当時は知りませんが今現在ですとこの本に載っているような内容は、
ちょっと探すとweb上でいくつも見つけられると思います。
大体はウィキで得られますし、
本でも紹介されている通りまとめブログというものも簡単に見つけられます～


↓mixi関連の本って結構沢山出ているのですね↓