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カテゴリ: 他 物語
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「博、お前は最高の飼い主だよ!」 お気に入りは、縁側での昼寝と旨いツナ缶、そしてコタツの中。 博との生活はゴキゲンだった。だがある日、俺様は、 黒い犬に追われて迷子になってしまう…。 子猫のバニラと博、野良猫たちの友情をユーモラスに描いた物語。 簡単に読めそうな雰囲気だったので軽い気持ちで手に取った1冊。 1ページあたり11行で、上も下も行間もたっぷり。厚み以上に薄く感じる1冊でした。 ネコ視点になったり飼い主視点になったり、野良猫のボス視点になったり忙しい。 で、その割に誰視点でも、特に捉え方などの感覚、 言い回しなどの表現方法が特に変化がないのでなんかなーっと微妙な気分に。 多分、この文体とバニラに共感できたり、 バニラを可愛く思えたら楽しく読めそうな気はするのですが、 どうもこのバニラという子も野良猫キングも私の好みではないのですよね… しゃべるネコというのが駄目というより、いかにも大人が考えた子供向けキャラ というような雰囲気のこの子たちが駄目なんですって。 子猫の一人称がわざとらしくて、なんだかあざとい。 一言目から最後まで、全体的にネコが考えてる!という無邪気さが感じられず。。 で、「仲間」「ヒーロー」という言葉が何度も何度も会話で繰り返されるのもたまらない。 こーいうのは台詞で見ると恥ずかしいというか白けるというか、 そんな天邪鬼タイプなもので、なるべくエピソードで語るようなのがいいのです。 大人に向けての絵本のような1冊ってとこなのでしょうか。 もっともっと疲れた時に読んだら、心に沁みるのかなー? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月08日 13時34分25秒
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