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テーマ:お勧めの本(7350)
カテゴリ: 他 物語
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 保健室登校の女友達とのぎこちない友情。 同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。 大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。 山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、 でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。 あまずっぺぇぇぇっと疲れたハートにズッキュンときた1冊。 とある地方の田舎の学校を舞台にした、短編たちです。 連作なので、ある物語の彼が別の物語にもちょこっと登場していたり…という、 立場やグループを変えていろいろな主観から人物を見る楽しみも充実しています。 てかね、もうね、たまらんです。 いいなぁいいなぁ。 こんな高校生活したかったなぁ無かったなぁ。。 現代小説なのですが、なんだかとっても「懐かしい」。 ちょっと昔のことになりますが、私の中学時代がひどく思い出されます。 そう。通っていた中学校…というか育ってきた地域がこんな感じのとこだったから。 けどまあロマンスはなかったですけれど。 いっそ恥ずかしいほどの青臭い青春ストーリーもなかったですけれど。 それは単に中学生だったからというでもなく、 単純に私の度胸と性質の問題だったように思います。 (一部の女子はちゃんと甘酸っぱい恋愛してたみたいだしね……。。) 解説でも書かれていますが、 ふつうの人々の、そんなに特殊でもないキラキラした日常が書かれているのが素敵でした。 特にはっちゃけてるわけでもないし、特に特殊能力に秀でてるわけでもないし、 特にお家柄が凄まじいわけでもなく、特に奇人変人というわけでもない。 ふつうの人々の毎日の中にあるキラキラ。 読んでいて、とても漫画家の西炯子さんの世界を連想しました。 STAYシリーズや「わたしのことどう思ってる?」「放課後の国」とか。 映画化もされているようです。 ちょっと気にもなるけれど、小説であれこれ想像するだけで十分満足なので、 しばらくはレンタルもしないかなぁ。 って、近くのレンタル店に入っているかはわかりませんが^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月24日 21時18分36秒
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