331169 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

本棚前で待ち合わせ

本棚前で待ち合わせ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ヒヨドリ55

ヒヨドリ55

カレンダー

カテゴリ

バックナンバー

2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月

お気に入りブログ

大特価!アーモンド… New! りりぃ。さん

30日10時~チェック… New! 八月朔日さん

ペンギンの革人形を… New! 革人形の夢工房さん

オリジナル漫画道「… ポッツエミットさん
タルタルソースの部屋 ほ-すけ34さん
だって好きなんです… nyago1945さん
ひとりごと♪ sakuranomiさん
トリこれくと! 道楽斎さん

フリーページ

2009年11月25日
XML
カテゴリ:  他 物語


奥田英朗/大崎善生/角田光代/島本理生/盛田隆二/蓮見圭一
人気作家が綴る超豪華アンソロジー。
心に安らぎをお届けする、クリスマスを巡る6つのストーリー。
今年のクリスマスも、あなたにとって幸せな一日にでありますように。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
人気作家がクリスマスをテーマに綴る超豪華アンソロジー。
街にはツリーやイルミネーションが溢れ、至る所からクリスマス・ソングが流れ始める。
今年もクリスマス・シーズンがやって来ました。
この冬のひとときを楽しみにしている人もいれば、
毎年繰り返されるお祭り騒ぎに虚しさを感じている人もいることでしょう。
クリスマスの過ごし方は人それぞれです。そんな6つのストーリー。

【目次】(「BOOK」データベースより)
セブンティーン(奥田英朗)/クラスメイト(角田光代)/私が私であるための(大崎善生)/雪の夜に帰る(島本理生)/ふたりのルール(盛田隆二)/ハッピー・クリスマス、ヨーコ(蓮見圭一)


装丁に惹かれて手に取りました。
だってキラキラギラギラ凄いんですもの。
子供のころときめいた、ホログラムの色紙を思い出します。(あれ高かったんですよね~)

そんな夢いっぱいの装丁なので、てっきり中身も
あったかほのぼのストーリーの詰め合わせかと思いや、いやいやいや。
大人のクリスマスというか、現実的というか…期待したような「夢」はありませんでした。
っていうか、不倫もの多い!6個中3個が不倫関連ですか!?
現在進行中で不倫してたり、不倫相手に捨てられたり、旦那が不倫してたり。
でもってもう一つも遠距離恋愛中に同僚といい感じになったり…?という話でしたし。
おまけに総じて主役の女性に魅力が無いし、なんだか痛い。。
痛い思いしてるのって女性ばっかりじゃーんって気になってしまうのです。
というか、仮にいたい思いしているにしても、男はずるさが目立ちます。


一通り最後まで読んでみての結論としては、
1番目の「セブンティーン」が印象的でした。たぶん、これが一番好き。

娘がある日言うのです。クリスマスは友人宅に泊まる、と。
そこで主役の母は直感的に悟ってしまう。
娘は彼氏と一緒に過ごす気だと。脱処女しちゃうつもりだと。
私は彼氏が出来たことに感付いてはいるけれど、夫は彼氏の存在に気づいてない。
外泊を許可するも、どうにか止めるも、全ては自分の裁量
というところで彼女は悩むのです。

母親としていかに娘の顔を潰さずに企みを止めさせるか、
元女子として女として、娘の成長を黙って見守るか。
何も知らない母親を装う脳内で、
ぐるんぐるんと葛藤している姿はこっけいでもあり哀れでもあり。

母親になってなお、学生時代の思いを忘れていない彼女の姿が羨ましい。
けれどそのころのリアルな思いを覚えているからこそ、
外泊なんて!とただがむしゃらに止めることが出来ず彼女は悩むのですよねぇ。
友人の言葉で男の子を持つ身なりの悩みも語られていますが、
同姓なのである程度わかる反面、わかる分だけまた難しい。。
年頃の娘って扱いにくいなぁと思ってしまう私でした。(笑)


他4編はわりとさらーーっと読んでしまいました。
ただ、最後の「ハッピー・クリスマス、ヨーコ」は読みにくくて苦手です…。
主人公の男がうっとうしくてかなわない……。。
「黙って晩飯を作れ。話はそれからだ」
(それでカッとなった妻がコンビニ弁当を買ってきたら↓)
「おい、防腐剤入りの弁当を食わせて、おれを早死にさせる気か。お前はそこまでおれが憎いのか」
……うぜぇぇぇぇ!!!!

序盤のこのやりとりの回想のおかげで、
それからずっと彼に対して好印象はもてませんでした。だって、ねぇ。

       






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年11月27日 12時37分44秒
[  他 物語] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X