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2010年03月27日
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カテゴリ:  他 物語


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
イスラムの掟を破り、精霊の呪いによって
ライオンの姿に変えられたペルシャの王子オラスミン。
獣からも人間からも隔たり、絶望的な孤独感を抱きながら、
女性の愛を求め、薔薇の国フランスへ旅立つ―。新解釈の『美女と野獣』。


読みましたー!
いやー、すごい。
翻訳ものってなんだか読みにくくて避けていたのですが、
とっても読みやすくて最後までいっきに読み進めました。

美女の方は後半まで出てこないので、
ひたすらに王子様の苦労が続きます。いやー、すごい。
ライオンのいない国で、ジンの呪いによりライオンにされてしまった王子様。
いるのは、王様の猛獣狩りの趣味のために連れてこられたラ雌ライオンたちだけ。
やむなく一時交流するものの、王子様には全く彼女たちが理解できないのです。
人の思考と獣の本能、けれども特に獣同士で会話できるとかもなくって、
獣同士の意思疎通にも加われない。これってかなり酷い状況ですよね…

なんとか狩りで殺されることを避けれた王子様は、
ライオンの世界でなら生きていけるかも…!とインドを目指し、
そこでライオンの世界にも馴染めないことを思い知り、国に戻ります。
そしてようやくフランスを目指し、あれこれあって屋敷を手に入れるのですが、
この屋敷あれこれのところも本当に面白いです。
ディズニーの野獣のように二足で立つことは無い彼なので、
とことんまで四足で頑張ります。花壇を整えて薔薇園作ったりしちゃうんです。
舌先でページをめくって本を読んだりしちゃうんです。ああ、映像で見たい!


王子様の物語なので、ベルちゃんの視点はわかりません。
あくまで、王子様の見ているベルちゃん、王子様の知っているベルちゃんしか語られません。
が、それでも薄くはなく、むしろめっちゃベルちゃん可愛いです。
そして、すっごく賢く、逞しい!

さらりと描写されていますが、
ライオンの背に乗り町と屋敷を往復する姿なんて、
そんじゅそこらのヒロインさんには到底……。
なんでしょうか。さらりと描かれるということは、
ヒロインたるもの、これくらいは朝飯前でないと。ということでしょうか。すごい!


とにかく勢いよく読めてとっても面白かった!
ので、この方の他の御伽噺シリーズも借りてみます~


   





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最終更新日  2010年03月27日 20時33分36秒
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