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カテゴリ: ホラー(超生物・霊系)
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「ヒトゴロシ」吉住にかかってきた電話。それは一方的な罵りだった。 彼は身に憶えのない中傷に怒り、表示された番号に掛け直すのだが、 それは使われていないものだった…。 その電話がきっかけで吉住は一つの事件を思い出していた。 自分が紡がなければならないもの、闇に魅入られてしまった者たちの物語のことを―。 常識のように、現実を侵食していく異形の恐怖を描いた傑作短編集。 【目次】(「BOOK」データベースより) ファントム・ケーブル/ドキュメント・ロード/ファイヤーマン/怪物癖/スキンダンスの階梯/幻影錠/ヨブ式/死せるイサクを糧として 久しぶりにホラーが読みたい! ってことで適当に図書館でホラー文庫を借りてきました。 短編は読みやすくて手っ取り早くていいけれど、 けれどこう何本も続けて読むと正直ちょっと疲れてしまいました。 というか、飽きてしまった……。 「なぜ」「どうして」「誰がやったのか」等、 結論や理由がはっきりわからないまま、 ただ無力に闇に翻弄し沈んでいく人々の物語ばかりでなんともしんどい。 恐いというより気持ちが悪い。嫌というより厭。 ひたすらに不快な物語ばかりでそういうのが好きな人には堪らないのかと思いつつも、 実は私はそういうのはあまり好きでないので…少々選別を間違えた気がしながら読了。 それぞれ全く違った時に掲載された作品ながら、 書き下ろしの前後「ファントム・ケーブル」に挟まれることにより、 それぞれが繋がり、というか共通の意味をもつ作品に思えるのが凄いなぁと。 (下京図書館 文庫の棚) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月29日 00時04分15秒
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