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カテゴリ: 他 物語
内容(「BOOK」データベースより) 「女の幸せ」って何なのだ!桃子、28歳、女性ファッション誌の編集者。 彼氏ナシ。むちゃくちゃ忙しいが、充実した日々を送っている。 そんなある日、パーティーで元彼と出会い… 「美人百花」で連載中から多くの共感を呼んだ働く女性の恋愛日記小説。 作家さんのエッセイだけ読んでっていうのもなんだかなぁ、 ということで、借りてきました唯川恵。 1冊目に読んだのはこちらの「ももさくら日記」 「日記」とあるだけに、主人公の桃子さんの日記オンリーです。 ちなみに「ももさくら」の「さくら」は、桃子さんが飼うことにした金魚の名前。 女性向け雑誌の連載ということで、片面か見開きくらいの連載だったのかなぁ、 とにかくちまちまとは区切られているものの、大きく継続するうなりのような展開がなくって少々拍子抜けしつつ、ゆるーい女心な毎日を楽しく読みました。 でも、さすが日記。ゆるい。ゆるすぎる。 主観がメインな割りに、その主観にありがちな攻撃的や鬱憤晴らしの内容は日記として残すまでに抜け落ちていて、ひたすらに生ぬるく安定していて、読んでいてとても安心感があってつまらない。。 さくっとネタばれすると、 結構問題なく元彼と再会して、そんなに問題も無く復縁するのだけれど、 (このあたりはやっぱり構成上変にあれこれすると物語がだれるから仕方が無いのかな) 交際内容や式あれこれは描写されないのに、結納のところだけやたらに細やかに書かれていて参考になりました。 もの選びのところから、顔合わせとか親が泊まりに来てとか、場所どこにするとか、当日の話とか。他をはしょってここを書いている恋愛ものって珍しいですよね。 こういうところはやっぱり「そろそろ結婚もしたい」という読者層を狙っての、雑誌連載ならではのところなのかも。 ということで、選んだ本が悪かった。 ぱらぱらさくっと読める本としてはとてもいいと思うのだけれど、 もっと心底持って行かれるような引きずり込まれるようなのが読みたかったからなぁ。 単純に私の選択ミスでございます。 多分このボリュームで1話とされる連載ってのが、 しかもこの手の恋愛ものってのが、もともと私の好みじゃないのだろうかと。 ということで今度はある程度の長さがある短編か、ストーリーのある1冊を読んでみようっと。 ちなみに、最後の最後にさくらちゃんから桃子さんにあててのメッセージがあるのだけれど、 本来なら感動するところなのだろうけど、捻くれ者の私はそれはもう寒くなったでした。 あれー (南図書館 ゆの棚) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月28日 23時49分15秒
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