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カテゴリ: 他 物語
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 母親のようにはなりたくない。美貌と若さを利用して、すべてを手に入れてやる(『真珠の雫』)。 親友の真似をして人生の選択をしてきた。ある日を境にふたりの立場が逆転。 その快感が(『ロールモデル』)。過去の失敗は二度と繰り返さない。 たとえ自分を偽っても、今度こそ結婚までこぎつけなければ(『教訓』)。 など、幸せを求める不器用な女たちを描きだす8編の短篇作品集。第21回柴田錬三郎賞受賞作。 【目次】(「BOOK」データベースより) 真珠の雫/つまずく/ロールモデル/選択/教訓/約束/ライムがしみる/帰郷 前回がいまいちだったので、今度こそはと短編集に手を出しました。 …面白いじゃないか! ということで一転唯川さんがとっても好きになりました。 苦くて奇妙でどっかズレた女性の恋愛(生活)が多く書かれていて、 読後スッキリとはいかないけれど、その気持ち悪さがたまらなく魅力的です。 同じような話がないのもいいところ。飽きずにわくわく読めました。 おいおい、と呆れてしまったり哀れになったりするような、 そんな行動・思考にでてしまう彼女たちですが、 決して自分にそういう要素がないとは言えない…。 笑い飛ばすにも馬鹿にするにも、彼女たちは近すぎる。 そんな思いで一話一話読んでいくと、足元がぐらぐらするような不思議な不安に包まれていました。 あー面白かった。 (南図書館の日本文学の棚「ゆ」) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月28日 23時45分00秒
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