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2010年11月28日
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うそつき

うそつき

価格:540円(税込、送料別)



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「好きってなに?愛してるってどういう意味?」
─16歳の少女・竹宮輝夜には“好き”という感情が分からない。
次々とつき合う男を取り替えても、その感情を理解できない輝夜は、
周囲に、そして自分の気持ちにすら嘘をついて傷ついていく。
そんな彼女のそばには、輝夜を見つめ続けてきた幼なじみの沖菜くんがいて…。
素直になれない少年少女の恋の顛末は─?
高校生たちの奇妙な日常を描く、香奈菱高校シリーズ第2弾。

旧バージョン
好きってなに?愛してるってどういう意味?
―竹宮輝夜、十六歳。あたしにはそんな感情わからない。
家族も友人も恋人(?)も誰も教えてくれない。
教科書に載っていないくせに世界中に溢れてる、
誰もがいまいち確信のないまま平気で口にする、
そんな言葉の代わりにあたしの口から吐きだされるのは
「下らない」という最凶のアイノコトバ。
気がつけばそんなあたしを、仮面をかぶった誰かさんが見つめている。じっと。無言で―。『ちーちゃんは悠久の向こう』を始めとする受賞作品群を経て、
全く新しい日日日がついに姿を現す。衝撃、ふたたび。


南図書館でラノベの棚にありました。
借りたのはこの表紙じゃなくて高橋葉介さんの方。
アマゾンでは旧表紙の紹介ページが残っているので、興味のある方はこちらを。
ただまあ後書きを読むとこれ、表紙カバーの裏側にも印刷されているようなんですが、
勿論図書館のコーティングされた状態では「裏がある」とはわかっても内容は不明。
気になりますね。悶々。

恋心がわからないし、わかりたくもない怖がりの少女。
片っ端から牙を向いて、付き合ってと言われたからつきあって、でも大事には出来なくて。
孤高を気取っている少女の姿は、なんていうか…痛々しい。
正直前半の少女には全く共感も好意も感じず非常に、
手持無沙汰だから読んでます。って感じでした。
(投げ出したいほどつまらないわけでもないのがポイント)

主人公もなかなかやっかいだけれど、
脇を固めるのも厄介な人間ばかりでそこはなかなか好みでした。
すごくキャラクターっぽいのだけれど、そのキャラっぽさを許容できる変人というか、
ちょっとずれた人、痛い人、いかにもな設定の人たち。

後書きでラノベじゃないって書かれていたけど、でもこれはラノベだろうと思うのです。
日日日さんの本は「蟲と眼球とテディベア」(過去記事)だけ読んでましたが、
あれよりはこっちの方が面白かったなぁ。
っていうのは多分、単純に作者さんの執筆時期(それにしても18歳くらいだろうけど)
の違いというのもあるだろうけど、過去記事で書いた散々な「いかにも狙ってます」
なトンデモ設定がなかったというのが大きいかと思います。

あ、そういえば結局「蟲と眼球とテディベア」の続編は借りてないわ。
うっかり忘れちゃうんですが、この人って本当にお若いのですよねぇ。
この年でこんなに精力的に活動してるって、すごいなぁ…

      
(「蟲と眼球とテディベア」だけ大きくしてみた)

  (南図書館のラノベの棚)





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最終更新日  2010年11月28日 23時41分33秒
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