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カテゴリ: ライトノベル+ファンタジー
【内容情報】(「BOOK」データベースより) レティシアは至って気楽に声を掛けた。 「よう、ニコラ。久しぶりじゃん」はじかれたようにニコラが飛び上がった。 悲鳴を上げなかったのが不思議なくらいの過剰反応だった。 ニコラがこれほど恐怖を覚え、緊張しているのには理由がある。 レティシアは小柄で陽気で気さくな性格で、 まさにどこにでもいる典型的な少年の一人だが、その正体は殺人鬼である。 「その…誰か紹介してもらえないかな。 こういうことに慣れていて、秘密厳守でうまく処理してくれる人」 「ひょっとして俺を犯罪組織の構成員かなんかと勘違いしてねえ?」ニコラの眼が丸くなる。 「…違うの?」─連続猟奇殺人事件の犯人(!)だったニコラが、 被害者(!?)だったレティにまことに大胆な頼み事を? クラッシュ・ブレイズ、これにて終幕。 レティシアとヴァンツァーの話が収録されています。 普段は一般人には関わらない彼らが、 それぞれの判断であえて自分から人に関わっていく話。 大きく派手ではないけれど、どちらもそも分丁寧で楽しく感じました。 特に、ヴァンツァー。 この子が盲目の美女(と母親)を気に入って、 好青年モードになってあれやこれやと気にかける姿はもう、悶絶! 女性二人がヴァンツァーの気に入る性格(彼の美貌にくらくら来ない) というのが前提なので甘い雰囲気にこそなりませんが、そこは脳内補完。 終幕、とあるけれどそれっぽい描写は無く、 あくまでいつものクラッシュ・ブレイズでした。終わりも含めて。 でもまあ、クラッシュ・ブレイズって実際、 巻を通して残る謎や、続くことってほとんどないので、 いつ「これで終わりです」って言われても不思議じゃないんですよね。 デルフィニアのような長編をまた読みたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月12日 10時48分09秒
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