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テーマ:最近観た映画。(40141)
カテゴリ:本棚 映画
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主人公スコット・ピルグリムは、カナダに住む22歳の青年。売れないバンドでベースを弾き、ゲームやデートをして日々を過ごしていたが、不思議な女の子ラモーナに恋をしたことで生活が一変。しかし、ラモーナには邪悪な元カレが7人もいて、その全員を倒さなければ付き合うことができないという。スコット・ピルグリムは、愛しいラモーナのために次々と現れる元カレたちと闘う羽目になるのだが……。 めっちゃ面白かった! というか、やられた!という感じ。 悪ノリをとことん突き詰めた感じがして、非常によかった。 俺こういうのが面白いと思うんだけどどうよ?的な、 愛爆発で馬鹿爆発のマッドとか手描き系の動画などを見たような、そんな充実感でした。 どこまでも馬鹿で、ひたすらに馬鹿。 そして懐かしのファミコン・スーファミの世界でした。 あくまで現実・現代を舞台にしつつ、さも当然のように織り込まれる非現実の嵐といったら! 演奏してたら突然敵(元カレ)が飛んできて、 宙に浮くやらファイヤーボールに、ストリートファイター系のアクションですよ! そんで、敗者確定でコインになってじゃらーんと消滅… しかも、そんな非現実がいきなり開始されるのに周囲の人はふつーに順応してるのです。 そう。格ゲーでの戦闘舞台の観衆たち(というか背景といいますか)なのです。 菜食主義で超能力が芽生えたり、1upしたり、身体から剣を取り出したり、 すっごく…ゲームです。格闘シーンもコンボ数がカウントされたり、ほんとにゲームです。 音楽対戦でも、バンドが奏でる勢いが竜になったりゴリラになったり!! そんな、ファンタジー系の映画での「いかにもCG」ってのが苦手な私が いやーんなシーンはすごく多かったんですけど、 それが不思議と世界観と合ってるので好ましく見れて新鮮でした。 あと、あらすじには全く登場しないけど、 ヒロインその2の中国系の子がめっちゃ可愛かった! 主人公と付き合ってる高校生なんだけど、 初めはもっさめなんだけど、主人公のバンドのファンになるのと、 主人公に捨てられてラモーナからの奪還を目指す嫉妬のパワーでめちゃ可愛くなるのだ。 そんで後半では主人公に負けず劣らずのファイターっぷり。めちゃ可愛い。可愛すぎる。 あと美味しいのは主人公のルームメイトの、ゲイの青年。 主人公は全く守備範囲外のようでよき友人なんだけど、 ゲイ描写と行動がさらりと面白くてぞっこん! 「友達の妹の彼氏」がメガネで好みだからひたすら見つめ続けて、 1回の出会いでゲットしてる手腕もたいしたものですが。 ちなみに、振り返ったらキスしてた!という場面でその妹が、 「またなの!?」と叫んだのがツボでした。 このパターン初めてじゃないんだ…! だったらそんな危険人物と彼氏を隣同士に座らせるなよ…!! オタク友達連れてもう一回観たいなぁ。 受けない人はほんとにダメだと思うけど、 クる人にはすごくクると思うの。 唐突な展開や夢見がちなシーンなど、 どっかミュージカルっぽいなぁと思ったら、 映画.comの評論でもミュージカル感覚と書かれていてなんか嬉しくなった。 そういえばミュージカルもあの唐突さがダメな人は本当にダメらしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月23日 22時45分42秒
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