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カテゴリ: ライトノベル+ファンタジー
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 魔道師達が幻影を描き、怪異と呼ばれるひとつ目の獣が跋扈する国“九都市”。 おてんばだががんばり屋の魔道師見習いマーニに、ある日突然幸運が舞い込む。 なんと“九都市”最高の魔道師フィンダルが、マーニを弟子にしたいと言うのだ。 時あたかも“九都市”の命運を賭した戦のさなか。 マーニはフィンダルと共にいさんで王の軍に加わる。 だが戦況は苦しく、“九都市”の王はついに伝説の騎士“勝ち戦の君”の召喚を決意する。 王と共に赴いた隠された都で、マーニが目にしたものは…!? 第6回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞作。 圧倒的なスケールで贈る、正統派ファンタジー巨編、堂々の登場。 本を処分していて、数年ぶりに発掘した1冊。 でも・・・これって読んでないんじゃない? とあらすじの「正統派ファンタジー」の文字に惹かれて読んでみることにしましたら、 これが大当たり! amazonのレビューにもあるように、 「電撃文庫風じゃない」懐古調とも思えるしっかりした世界・文章に満足。 「きゃ~~~」「なんでオレがっ!」とかそういう文章は、 欠片も出てこなくていい感じです。 なんか『キリス=キリン』とか好きな方は気に入るんじゃないかな。 (私はあれは斜め読みにしちゃいましたが・・・) 全然甘い描写はないし、浮ついたシーンもないのだけれど、 主人公のマーニとフィンダルに萌えた。 本当に彼個人についてページが割かれているとかは全く無いんだけど、 でもすごく好きなタイプですから、フィンダルって。 影を背負った年齢不詳(時が止まった系)の中年。しかも無口。しかも超強い。 これが美味しくないはずがない! 歳の差~♪なところもまた美味しいね。 もう1人の重要人物・軽薄さと力の足りなさが目立つ、若き王様も美味しい。 後半の軽薄返上後の頼れる王様姿にはキュンで、今後の彼がたいそう楽しみですが、 立場的に魔術師のマーニとはどうこうってならないんだろうなぁ。 出てくる魔物が可愛いのも癒されポイントです。 一つ目だって魔物だって、お腹に口があったって、 ちっこい猫みたいな姿だったらいいんだよう。可愛いよう。 大団円とは言えない切なさ香るエンドでしたが、 こーいうのも非常に好み。 でももっと他にも読みたいな・・・と検索したら、4巻まで出てました。 マーニの恋愛話はあるのか!まさかのフィンダル様再登場はあるのか! 王様はちゃんと寝首をかかれず王様でいられるのか! そして、荒れた国は復興していくのか! 予備知識は入れずに大人しく到着を待つとします。 (早速注文したのだ!) 美味しいポイント ・歳の差 ・軽薄王 ・あまり構ってくれない留守がち寡黙な強力魔術師 ・犬と猫(ただし姿がそれっぽい魔物) 巻を追うごとに表紙が微妙になって行ってるのは気のせい・・・? 4巻の顔めっちゃ怖いんですけど・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月31日 22時08分55秒
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