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カテゴリ: ライトノベル+ファンタジー
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 完全無欠の委員長、羽川翼。 阿良々木暦の命の恩人である彼女はゴールデンウィーク初日、一匹の猫に、魅せられたー。 それは、誰かに禁じられた遊び…人が獣に至る物語。 封印された“悪夢の九日間”は、今その姿をあらわにする!これぞ現代の怪異!怪異!怪異! 知らぬまに、落ちているのが初恋だ。 ついに来た来た猫物語! 予約待ちしすぎてもう半年以上、西尾維新作品を読んでいなかったよ… ということで半年以上ぶりに物語シリーズを読んだわけですが、、、導入長い!! 序盤から3分の1くらいはずーーーっと阿良々木と妹の掛け合いです。 しかも、あの、西尾維新節。 面白いんだろうけど、こっちとしては早く委員長ちゃんのエピソードを読みたいのぉ!! とついに序盤を斜め読み&ページ飛ばしで読むという愚行を実行してしまいました。 (ちなみに、ラストまで読んでからちゃんと読み直しましたよ) 当初から前提としては語られながら、 一切詳細が明らかにされていなかったゴールデンウィークの猫について、 ようやくここで語られます。 こういう手法ってあれだよね。西尾さんだからちゃんと出してくれた(環境としても出せた) けれど、下手すると……っていうか結構な数の作家さんだと、 何年経っても出なくて読者しょんぼりーっていうパターンですよね。 時系列としては吸血鬼の次の猫なので2冊目なのですが、さすが西尾維新。 まだ存在も知らないエピソードやキャラを持ち出す会話をキャラがするなど、 お遊びとメタ要素もたっぷり。安心の物語シリーズですよ。 委員長ちゃんの衝撃の家庭環境がついに、 阿良々木氏の目と委員長ちゃんの言葉で読者に伝えられます。 いやぁ、酷いね。これを読んでから、以前の蝸牛のエピソードなど読むと、より痛い。 けれどそれに対しての忍野氏の見解も印象的なのです。 あの酷い家庭環境は「両親」が悪いのではなく、ほかならぬ委員長ちゃん自身に原因がある、 というもの。いつでも正しすぎる人間と居ると、気が狂っても仕方がないという。 あ、勿論、一般の家庭内の虐待の話ではなく、あくまで委員長ちゃんの場合ですよ! これまでも散々、阿良々木氏から語られていた翼嬢の特異性が原因だと。 いつでも優しすぎて正しすぎて、完璧すぎる故の、問題性。 つい激昂してしまい手が出た父親に、にっこり笑って お父さん、女の子に暴力を振るっちゃいけないよ。なんて落ち着いて言える子、確かに怖い。 戦場ヶ原さんのエピソードの前なので、 もうすっごく阿良々木氏の恋心は委員長ちゃんに向いているのがなー、 しょうがないんだけどなー、うー、なんか寂しいよぅ。。 面白かったしようやくの情報開示にスッキリしたけど、 でも、やっぱり高いわ。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月23日 21時20分38秒
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