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カテゴリ: 少女小説
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 母を亡くし、修道院で趣味のお菓子作りをしながら おだやかに暮らしていたパステルのもとに、謎の後見人が現れた! 会うことも許されず、名前も名乗らない紳士の援助を受け、 子女が通う寄宿制学校・聖マール学園へ入学することに…。 その寮で同室になった美しい少女・エリザベスや、 舞踏会に現れた王子様との出会いが、パステルの運命を大きく変えてゆくー!! 女学校を舞台にしたマジカル☆スイーツ☆ファンタジーが、ついに開校。 「神父と悪魔」シリーズがかなり楽しかった志麻さんの新シリーズ! ということで呼んでみましたが……未だに2冊目出てないよ。。 ちなみにこの1冊目は08年8月発行。うーん。そろそろ出てくれないと……。 というかティーンズ小説で3年出てないというのは、望み薄なのでは……。 とかなりしょんぼりしちゃいました。 だって、ストーリーは絶対2巻も読まなきゃって話なんですもの! 今回は修道院の時の話を挟みつつ、 女学校に転入することになったパステルの友達たちとの話が主です。 しょっぱなんから高嶺の花というか美しき静かな女王といった、 孤高の存在エリザベスにめっちゃ気に入られて溺愛状態のパステルと、 そんなパステルに友好的な子達の仲良しグループが可愛い。 そして、こういう話におなじみの意地悪で嫌味な高飛車おじょーさまも健在。 密かにエリザベスに敵意と憧れを持っていたおじょーさまったら、 いきなり現れたパステル(しかも、彼女の意識外の平民・修道院・父不明の子) に敵意と軽蔑意識満々で、成金パワーで意地悪炸裂。 けれど心底ぴゅあなパステルったら天然純真パワーで全く気にせず。 それがますます気に入らないし、恥の上塗りを重ねるばかりのおじょーさま。 ……うわ、すごい王道。でも、だから良い!! エリザベスがどう考えてもパステルラブで、 ライクじゃなくてラブになりたいの!みたいな自覚もしてて、 伝えちゃうという意外に積極的なので非常に百合百合です。 で、パステルは勿論そちら方面はぽわーんとしてる上にエリザベスの綺麗さにどぎまぎなので、すっかり「お姉さまが教えてあげるわ」状態。なんだこの百合。 ちなみに、あらすじにある王子様は後半突然の登場です。 全く触れられていなかったのに、いきなり舞踏会よ!と張り切る女子達の話になるのです。 謎の美青年「プリンス」が現れるというのが定番で、今回も登場。 読者の期待通り他の女子など視界にも入れない勢いでパステルに直行→ どこからか攻撃・暗殺の危機→こっちよ、王子様!→2人で逃走→ピンチ→ パステルの活躍で無事脱出→敵退治→パステル、王子様が気になる というページ数を考えると本当に怒涛の展開です。まあ、やはり王道展開です。 さらに王道なネタバレを重ねると、 同室でいつも一緒に居たがるエリザベスが舞踏会の時は後から行くわって言ったり、 なぜか当然男性の「王子様」にエリザベスの空気を感じちゃったり、 結局舞踏会ではエリザベスに会えなくて、帰ったら居たり、 裏表紙の王子様が表紙のエリザベスとかなり似ていたり、 もう読者的にはすっごく突っ込みたい展開必須なんですが、でもまだ語られないのです。 エリザベスと一緒に水浴びして胸の大きさにドギマギするエピソードと、 ピンチの際のどさくさで王子様の胸板を感じてしまうエピソードが、 ちゃんと収録されているので安易にただの変装というわけではなさそうです。 が、なにせこの世界、「魔法」というものが存在しているのでねぇ…… この「魔法」というのがどの程度の効力なのかはさっぱりですが、 本当に一国の王子ともなればなんとかなりそうなものですし。 ということで、どうも双子説とかもあるようですが、 魔法で女体化、または二重人格的なものかと思っております。 が、まあいずれにせよちゃんと作者から回答が提示されないとなぁ。。ああ。。 ただ、魔法で女体化(基本精神は男性)だった場合、 パステル的にはもう可哀想なくらい迷惑な話だと思うのでなんとも。。 目をかけた女の子をこっそり援助して手元に呼び寄せる→素性を隠して女性としてルームメイトに指名→いちゃいちゃしながら同室で女同士の付き合い→男の姿で別人として接近→いい感じになりつつ、ルームメイトとしても密着 って、どんな変態やねん! そんなんされてると知ったら羞恥で身投げやわ!! とか思っちゃうので、やっぱり二重人格とか双子とか、 繋がりはあっても精神的には別って方がいいのかなぁ。 うーむ。 いつになるかわからないけど、続き楽しみにしてます……よ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月26日 21時24分20秒
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