|
カテゴリ: 少女小説
【内容情報】(「BOOK」データベースより) スウェナとメリルの娘・フィーナは成長し、メルディアの魔法学校に入学した。魔法排斥派の市民から揶揄されもするが、級友に恵まれ、同じ町には仕立て屋で働く従妹のネイもいて、毎日が賑やかだ。そこに、編入には珍しい時期の転校生がやってくる。冷徹な態度で周囲と馴染まず、なのに寂しげな彼・ラースのことが気になって仕方ないフィーナ。 この気持ちは一体…!?同じ頃、兄のセツは竜である正体を隠し、秘密の恋を育んでいたー。 魔属と人の絆を描く大人気シリーズ、新たな恋の世代が開幕。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) セツとラースの理不尽な契約を解除するため、フィーナたちはラースの故郷・トルバテフへ向かった。大好きな彼との旅行が嬉しくて、慣れない異国の暮らしも楽しもうとするフィーナ。だが、王族の揃う席でラースが父王・ルスランにフィーナを紹介すると、子ども扱いで取り合ってもらえない。苛立ったラースはフィーナに厳しい言葉を向けてしまい…!? 一方、いまだ失恋の傷が癒えないセツの前に、魔属に怯えない不思議な美女が現れる-。 竜と人間の恋を描く大人気ファンタジー、新章第二弾。 前作「幸運の星めぐり」ではちびっこだった2人が育った姿で登場して、面白い。 まあ、けれどフィーナは幼すぎるので……そんな魅力を感じないんだけどね。 素直でピュアピュアで、ちっちゃいこみたいなのが可愛いといえば可愛いけど。 それより断然セツ兄ちゃんですよ! どうしたのあれ!! 前作では非常に可愛いおませなちびっ子だったのに、 そんな純情成分なんて放り投げてなんたるプレイボーイ。女たらし。男嫌い。 挙句にキラキラ美青年なので口説けば口説くほど女が寄ってくるなんて、 まさかこうなるとは思わなかったぞ。しかも、遊び好きで飄々としていて口達者。。 お父さんに似たというよりは、むしろベルさん系じゃないですかー フィーナとラースの恋物語な訳ですが、 ある意味常識がないというか、恋愛ごとに疎いというか、変な意地がないからか、 フィーナったら真っ直ぐにラースへの好意を向けるし、 自覚したらいきなり「ラースに縛られたい。ラースのものになりたい」(契約的な意味で) と衝撃発言。しかもそれを言われてあっさり受けるラース。 うわぁ。これは私も異種族恋愛万歳とか言っていられない。 むしろこの状態でそれはお子様過ぎるのでは……と引いてしまう展開でして。 さすがに知識が足りなすぎで契約には至らないのですが、 このカップルに今ひとつ萌えない……としょんぼりした瞬間でした。 2巻ではラースの国へ。お久しぶりのベルさん登場です。ルスランも登場です。 でも……ルスラン、変わったよね。。 歳をとらないフィーナとメリルは除外しても、 フィーナの家族(人族)やピクシーちゃんなどが、 雰囲気そのままで自然な感じで歳を重ねているのに、ルスランったらすっかり王様で。。 幸運の星のことも、「なんとかなる」っていうおまじないも、ちっとも言わないんだもん。 幸運の星の時に散々見せた、飄々としていてぽわんと能天気で、 筋金入りのちょっとアレなお気楽騎士様って感じは微塵も感じられず…… すっかりいつでも貫禄で腹黒で、有能すぎる王様でした。寂しいよぅ。。 しかも、妃3人ってことと、さらにその扱いがなぁ…… 一夫多妻が当たり前で、全員正妻っていうのが国で当然ならまあそこはいいとして、 妻への愛情がないというか、恋愛感情がないのがもうたまらん。。。 ラースの母親に至っては、魔力を持った王子を産むために、 国内で魔力の強い女を探して娶って、子どもが出来たらそれ以降顧みもしないなんて、 なんだかうわぁぁぁぁんな状態じゃないか。 3人居たら3人にベタ惚れのへんな愛妻家くらい突っ走って欲しかったよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月08日 22時50分27秒
[ 少女小説] カテゴリの最新記事
|