常*季節

氷室饅頭という　金沢の季節菓子があります。

６月３０日に　氷室開き という観光行事があり
金沢の湯涌温泉にある　氷室小屋というムロから
冬の間に詰め込んだ雪を出し　薬師寺に献上する。　という式典。

そもそもは　江戸時代に
徳川の将軍様のところまで持っていったのが始まりだそうで

雪が溶けず 無事に届けられることを願い
神社に饅頭を お供えしたのだそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どんど晴れ


金沢では　７月１日を氷室の日として
この氷室饅頭を食べるのだそうですが

なぜか 金沢市ではない市町村の和菓子屋さんにも売ってる～

これを食べると　無病息災で夏を乗り切れる というけど・・・
昨年の夏　肺炎を患いましたしぃ～

でもまぁ　おかげで 夏を涼しく乗り切れましたかな。。


ここ毎年　戴いていた氷室饅頭。
今年は　どなた様も持ってきて下さらな～い

なんだか すっかり　食べるのが習慣になっちゃって
和菓子屋さんへ　買いに行きましたよ～


　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　氷室饅頭　と　ふくさ(袱紗)


氷室饅頭は 酒饅頭で　白色がこしあん　ピンクが粒あんでした。
昨年もらった中には　緑色のものもあったなぁ。
中身は なんだったろう？？


ふくさ は　氷室とは関係のない お菓子です～。

数年前までは・・・　
緑地に　ブツブツとした気泡が不気味。。　気色悪～
と 拒絶気味だったのに・・・

この前 お店に入った時
なんとも美味しそうに　オーラを放っていたんですよ


改めて見てみると・・・
どら焼きのオムレットみたいなものなんですね

ホットケーキを焼いてる際　表面にプツプツと空気が出てくる
あの状態なんだっ
片面だけ じっくり焼くとこうなるのね！　　ふむふむ

これは　粒あんを巻き包んでありますが
四方を折って包んだものを　艶ふくさ というそうです。


ぽわぽわ しっとりな生地が 美味しいです
深い緑色が　視覚に染みるぅ～

この和菓子は　どんなイメージで創られたんだろう？

眺めていると
今の季節にピッタリな　　苔むした庭 を思わせるなぁ～

うぅ～。。　和菓子の食べ歩きも　趣味になりそう。。




今年は　暖冬・少雪のため、
氷室に貯蔵した雪が すべて溶けてしまったとのこと。。

そんなバヤイどーすんの


氷室開きの日の早朝に
冷凍庫に保管しておいた雪や 白山の残雪を　
いったん氷室小屋に運び入れて・・・　

今年も無事に 式を執り行ったそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とってんぱらりのぷぅ～