テーマ:シャム双生児研究(162)
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ドクさん「結婚決めた」 支援者に手紙
ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響で、結合双生児の弟として生まれたグエン・ドクさん(25)が、10月に結婚する予定であることが17日、分かった。日本の支援者に届いたドクさんからの手紙で明らかになった。 手紙は5月末、約20年間支援を続けている「ベトちゃんドクちゃんの発達を願う会」代表の藤本文朗滋賀大名誉教授(72)に、ドクさんのベトナム人主治医を通じて送られた。 藤本さんによると、手紙には長年の支援に対する感謝とともに、今年10月の吉日にベトナム人の専門学校生(24)と結婚することを決めたとあり、結婚式に出席して門出を祝福してほしいと書かれていた。藤本さんは「以前から交際は聞いていたが、結婚は人生の一つの節目。(ドクさんは)反抗期で荒れたこともあったが今は非常に優しい子。自分の息子が結婚するようにうれしい」と話している。 ドクさんが働いているベトナム・ホーチミン市のツーズー病院のトイ副院長は共同通信の取材に「ドクは最近、結婚したいと言ってきた。病院として正式に決めてはいないが支援していきたい」と話している。 ベト・ドク兄弟は1981年2月に誕生。「ベトナム戦争被害のシンボル」とされ、1988年に「二人とも助かれば奇跡」とされた分離手術に成功した。兄のベトさんは寝たきりの状態。 [ 2006年06月17日 16:56 速報記事 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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