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このところ新生児の生活する姿を見ていて
何かに似ているなぁ、と思ったら 年末に新橋や新宿で見かける泥酔した人だ、と気がついて 思わず笑ってしまいました。 新生児の場合、脳はもちろん体そのものも未発達なので 大の字に寝そべったまま欲求のままに泣き喚き ぎこちなく動いて飲んだものにむせたりするのですが したたかに酔っ払った人も、同じようなことをしますよね… そろそろ忘年会シーズン。どうぞ飲みすぎにはご注意ください。 そういえば先日のNHKスペシャルで 世界的に有名な免疫学者の多田富雄氏が脳梗塞を患い、 体の自由がきかなくなった中で、 なおもさまざまな創造的な取り組みを続けている姿の ドキュメンタリーが放送されていたのですが http://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0012/l1204.html たいへん失礼な話で恐縮ですが 脳梗塞のために制御がきかなくなった体も、 正直なところ、これに似ていると思いました 人間、脳の機能が何らかの原因でうまく働かなくなったり、 伝わらなくなったりすると 見た目、あるいは意識そのものも 赤ちゃんのような状態に戻るのだろうか、と考えてしまいます 先月、数週間ですが入院して自由が利かなくなってみて 自分の意思で動き、何かを生み出し それを伝えるということができなくなるということは 私にとっては、最もつらいことだとよくわかりました 上記の多田氏は体の自由が利かなくなってもなおチャレンジを続け 発信する力や作り出すすべを得ました それはとても感動的で、すばらしいことだと思います が、一方で経済的あるいは社会的に、誰もができるものではないな、というのが ドキュメンタリーを見た私の率直な感想です 自分がもし、自分の体や意思の制御がきかなくなり 目の前の赤ちゃんのようにしか振舞えなくなった場合 自分はそれ以上生きたいとは思わないのかもしれない、と ふとそう思いました。 ちょっと疲れているのかもしれないですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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