|
カテゴリ:ビジネス一般
社会保険庁の発表によると、昨年度(2005年)の国民年金の納付率は67.1%でした。 2002年の国民年金の納付率は62.8%でしたから、若干、改善しましたね。 きれい事を言うわけじゃないですが、国民年金はちゃんと納付した方が良いです。 会社勤めの人は厚生年金ですから、給与から天引きされますので、未納の問題は生じません。 国民年金の加入者は主に個人事業主でしょうから、個人事業主の方の納付意識が低いという事ですね。 いつも不思議に思うのは、自分の取引先の個人事業主の人は、国民年金を支払っていないのに、○○生命の保険には加入していて、月に何万円も支払ってるんですよ。 これって、本末転倒。。。 国民年金の支払いをしない人は、決まって「自分が歳を取っても、どうせ年金を貰えないだろうから」と言います。 それは確かに、その可能性はあります。 年金制度は将来、破綻してもおかしくない状況かもしれません。 でも、そんな事より、自分が怪我をして障害者になったり、死亡したらという事は考えないのでしょうか? 障害者になって働けなくなったり、自分が死んで家族が残された時の事を考えないのでしょうか? そういう時には、国民年金に加入していれば、「障害基礎年金」や、「遺族基礎年金」、「寡婦年金」などが支給されます。 国民年金の支払いをしていない人は、こういったリスクを民間の○○生命とかでヘッジしようとしているのでしょう。 ○○生命と日本という国と、どちらを信用するのでしょうか? ○○生命が破産しても、日本にはほとんど影響はありません。 日本がなくなれば、○○生命など、跡形も無く消滅します。 民間のおかしな保険に入るくらいなら、国民年金の支払いをすべきなのです。 給付率だって、○○生命の保険よりは、国民年金の方が、はるかに国民にとって有利なはずです。 常識で考えればそうでしょう。 ちょっと熱くなってしまいました・・・ 自分は決して、社会保険庁の回し者ではありません(笑) 要するに皆さん、年金問題の一部だけを取り上げて報道するマスコミからの情報だけを頼りに判断しているのでは? こういう話をすると、「知らなかった」という人が多いです。 自分が、「FPの知識が重要だ」と思うのは、こういうところがあるからなんです。 ちなみに、私も民間の生保の保険に入ってます。 誤解されると困るのですが、民間の生保を否定している訳ではありません。 あくまでも、民間の保険に入るのは、国民年金を支払っている事が前提であるべきだという事なのです。 同じような話しで、私のクライアントさんの建設業者さんで、民間の上乗せ労災保険には入ってるのに、肝心の現場労災(政府のもの)に入っていないケースが多いんです。 まずは、ちゃんと労災に入るべきです。 その上で更にリスクをヘッジするために、民間の保険で保障を上乗せするというのが正しいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ビジネス一般] カテゴリの最新記事
|