獅子、舞う。
娘の幼稚園では、始業式に獅子舞がやってきます。
太鼓に縦笛の拍子に合わせて、2頭の獅子が舞います。
近づいてくるとその迫力にぎょっと身を引いてしまいます。
怖くて泣き出す子や、逃げ出す子もいたりして、休み明けの幼稚園がわっと活気づきます。
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この獅子とは、「聖獣」として珍重されているようです。
風水なんかに出てくる、青龍・白虎・朱雀・玄武と同じ。
そして、獅子は狛犬(こまいぬ)のルーツでもあるそうです。
中国では獅子の身体の色は緑だと考えらていて、「青毛獅子」といわれていたそう。
目を引く、そのきれいな模様は、よく見ると唐草模様じゃありません。
「渦巻紋(うずまきもん)」といいます。
この模様、若いライオンにある「つむじ」を文様化したもので、
古代アッシリアのレリーフにあるライオンの肩の所には、この渦巻紋がついているそうです。
獅子舞、深し。
古代オリエントから、中国を渡り、この模様に到っていたのねー。
ひょっとこ。